ケーブル見直し

スロットルケーブル1回目(ケーブルの長さを交換)
全国ミーティング後、
早速、スロットルワイヤーケーブルとスロットルホルダーを注文しました。
TMRのスプリングが他の方より硬いと書きましたがメールをいただい
たかたからこんな情報をもらいました。

>以前スロットルワイヤーをまるっきり遊びが無い状態にしようと
>引き側と戻し側を遊びが無くなるまで張った時があって
>やたら重くなってまぁ。 元に戻したって事があったんですけど
>それとは関係無いのでしょうか?

うん、トラブルシューティングを見たらアイドリング開度まで戻らない
ってのがありますね。さらに、○○さんの経験から言うと”重くなる”
・・・思い当たるフシがありすぎです(笑)。なんか、新しい車体にしたら
スローのセッティングが上手くいかないな〜って、思ってましたし、
セッティングミスに思えます。 これが原因なら早期解決できそうです。
11/19 900mmのワイヤーとスロットルのインナーが届きました。
11/21 900mmのケーブルに変更。強制で閉じるため。ワイヤーを1本にしてみた。(片方はゴムキャップを作成) 実際、どれだけ違いが出るのか確かめたい。
4/6 遊びが多いため、やはり900mm2本に変更 
4/22 以前どれくらい重かったのか覚えが無いのですが、気にならない程度になりました。

2回目(アクティブハイスロからWorksハイスロへ変更)
 マスターシリンダーをブレンボのラジアルタイプに交換するとコンパクトなOW-01SWですら邪魔になる(レバーがSWケースに当たるのです)。 そこで、ハイスロを交換することに。 左がアクティブ製・右がWorks製のハイスロです。 Works製の方が若干薄いですね。
 Works製のハイスロの固定部は埋め込まれたイモネジ。 なかなか良くできています。 感心しました。 
 ワークスのハイスロはスロットル側に調整穴が開いていませんがアクティブのであれば自由度が高いです。 交換が可能なので変えてみましょう。 
 グリップを切らずに外す方法は、高圧エアーをスロットルとグリップに流し込み一気に抜き取る方法とエアーが無いサーキットなどではキャブ調整のドライバーなどの細いマイナスを差し込んでCRCなどの乾燥し易い潤滑剤を少量吹きつけ、ドライバーでスロットルの周りを一周させると簡単に外れます。 ボンドが強力に付いている場合はあきらめてナイフで切ります。
 スロットルはこんな形。
上がワークスはSTDより若干ハイスロになっています。 アクティブのテフロンインナーキット(スタンダードタイプ)についている物と同じようです。 下はアクティブのテフロンインナーキット(ワイドタイプ)です。

外したグリップを再利用する場合、潤滑剤の油分を取り除き差し込んでください、差込が硬い場合は外した時と同様にドライバーを差込、引っ付く場所を浮かして押し込むのがコツです。
スロットルホルダーが薄くなった分配置も元に戻せました。

設備資料(スロットル)単位(mm)

項目 排気量 標準値
スロットルケーブル遊び 250cc グリップの回転量
2〜3mm
350cc

お客さまからの問い合わせ
Q1ハイスロを付けようと考えています。 キャブはノーマルでハイスロは特に必要性を感じなかったのですが ブレーキマスターをYZF-R6のラジポン(ブレンボで16?)をつけたことにより ノーマルスロットルだとケーブルがマスターに少し干渉してしまうため購入を検 討してます。 (マスター側のエア抜きボルトが飛び出てるんです。) Active製のハイスロが手軽良いかなと思いカタログを見ていたのですが インナーパイプの径が?28、32、36、40とありどれが良いのか分かりません。 kamoさんの経験からどの径が良いか教えていただけないでしょうか。 ケーブルの長さはたしか900mmでよかったですよね。(ノーマルハンドルです。 )
A1STDハンドル位置ならケーブルは900mmですね。 1050mmでは長すぎて取り回しが厳しいはずです。 インナーパイプは36か32くらいが良いでしょう。 握りなおさないで全開まで持っていけます。  急開閉する目的のハイスロですから細かな調整が難しくなります。 ですから40は選ばない方が良いでしょう。 GooseのSTD右スイッチは細めなので問題なく填ります。 上のスイッチはヤマハFZR(OW01)用です。Goose用のセットは元々売っていませんでしたので私はヤマハで買って結線は作り直しています。

チョークワイヤー

クラッチワイヤー切断
実はこれは社外品の赤いケーブルなんですが、レバー側の太鼓の根元で切れてしまいました。 給油もしていましたし、使用頻度から考えると長く持ったと思います。(4年以上は使ってますから走行距離もそこそこ) しかし、見るところはここだけで無いのです。 ワイヤーの部分。 STDが黒のシリコンコーティングがされていて動きはSTDの方が私は良いと感じましたよ。
2006年 スズキミーティングにて修理した車体も上と同じメーカーのワイヤーでした。 スズキ純正の物の方がワイヤー本体をコーティングしている分強いみたいです。
多分、動きは悪かったでしょうね。 ワイヤーを出してみたところエンジン前に位置する場所が折れ曲がってます。
マフラー〜シリンダーあたりに位置する部分もワイヤがささくれだってます。 これは動きを妨げになりそう。
清掃及び潤滑
大阪から電車でエンジンを買いに来たお客さんにお願いして撮影したスロットルワイヤーの潤滑。  使用している専用器具はキジマ製でパーツ屋さんでだいたい売っています。 安価で機能性も高いです。
ケーブル類を長持ちさせるため、定期的に清掃清掃と注油をするべきである。 清掃はCRC5-56やパーツクリーナーのようなものでいい。 注油するものは年度を考え使い分けたい。 ワイヤールーブというケミカルもあるが
スロットルワイヤー → フォークオイル・タービン油
クラッチワイヤー   → ミッションオイル・タービン油
で代用できる。


オイラーに入れればスプレー同様に給油できる。
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