クランクケース


パーツカタログ 350:FIG.3,250:FIG.3

No. 部品番号 250用 350用 修正品番 部品名 在庫場所 備考
1 11301-15812 - - クランクケースセット メーカー 形状同型 Noの違い程度しか発見できません
1.1 11901-15814 - - クランクケースセット メーカー
2 04211-09149 - ピン - -
3 01547-06457 - ボルト - boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売
4 01547-06507 - ボルト - boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売
5 01547-06657 - ボルト - boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売
6 01547-06707 - ボルト - boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売
7 01547-06903 - ボルト - boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売
8 09280-12009 - Oリング,D:1.9,ID:12.6 -
9 09248-14005 - プラグ -
10 09168-14004 - - ガスケット,14×19.2×2 - どちらを使ってもOK(Tマーク確認プラグ用)
アルミΦ14ガスケットboltshopにて販売予定
10.1 09168-14002 - - ガスケット,13.8×18.8×0.4 -
11 09248-12004 - プラグ,L:12 -
12 09168-12002 - ガスケット,12×16×2 - どちらを使ってもOK(Tマーク確認プラグ用)
アルミΦ12ガスケットboltshopにて販売予定
12.1 09168-12002 - ガスケット12.1×16.2×3.7 -
13 11450-14D01 - パイプ,トランスミッションオイル,インナ -
14 09280-16005 - Oリング,+D:2.4,ID:15.8 -
15 01517-06128 - - ボルト - 見た限り同型
boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売
15.1 01550-06127 - - ボルト -
16 11280-15D10 - パイプ,トランスミッションオイル,アウタ メーカー
17 09360-08011 - ボルト8×25 パーツディーラ
18 09168-08008 - ガスケット,8.2×14×1 - boltshopにて販売してます
19 09103-10230 - ボルト10×85 -
20 09103-10118 - ボルト10×195 -
21 09159-10058 - ナット - boltshopにて販売してます

クランクケースボルトサイズ

一番上のボルトから時計方向に
No 備考 ボルト長さと品番 備考
@ スターターアイドルギア裏 65mm 01547-06657
A スターターモーター右 70mm 01547-06907
B ドライブギア右上(バンド付) 50mm 01547-06707
C ドライブギア右下 50mm 01547-06507 クランプ共締め(Nセンサー用)
D シフトギア右上 45mm 01547-06507
E シフトギア左下 45mm 01547-06457
F 最下 45mm 01547-06457
G フライホイル下 50mm 01547-06457
H バランサー左下 45mm 01547-06507
I バランサー左上 45mm 01547-06457
J シリンダー左下 90mm 01547-06457
左図は長年使っていたクランクケース用ボルトです
ヘッドは錆、中は真っ白やまだらに粉を噴いた状態

boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売してます

ジェベル250/Goose250/350は同じです。
 STDは腐食します。 外してみてください! 交換するなら boltshopにて軽量化ステンボルトセット販売すいていますのでご利用下さい。


クランクをばらそう!
早速、特種工具登場!
クラッチスリーブハブホルダー(09920-53740)
スライド式なので、ほとんどのクラッチに対応出来
ます!(スズキさんでは、10700円と、ど高い。)

ナットの回り止めがあるので、貫通タイプのマイナス
ドライバで叩き、平らにします。
プライマリードライブギアは左ネジが切ってありま
すので注意してくださいね。 サービスマニュアル
では、コンロッドホルダーなる物でコンロッドを挟
み込んでギアを回すとなっていますが、ピストン
ピンの穴にアクスルシャフトを刺し上から抑えて回
しました。(あまり良い方法だとはおもいませんが、
ちゃんと抑えておけば傷や変形はありません。回
転方向にご注意を)
ローターを外すのには特種工具のロー
ターリムーバが必要です。 しかし、ローターを外さず
ともクランクを割ることは出来ますので周りのネジを外
します。(動いてしまうので、蹴りを入れながら失礼し
て、えい!)
クラッチ側を向けて、クランクを割るための特種
工具クランクケース&シャフトリムーバを固定し、
軽くプラハンで叩きながらクランクを開いていき
ます。(固定位置をすこし替えて分離しました。)
こちらがクラッチ側
左が250・右が350
 見た目に違いがないでしょ。 実はミッション・ケー
ス・オイルポンプ・ベアリング・・・同じなんです(笑)
 しいて言えば、エンジンの形式−番号の打刻くらい。
 gooseはDR350がベース。350完成後、250を
作ったことから、剛性的にもなんら問題なく。 軸トルク
の小さな250は350に比べフリクションの少ないエン
ジンとなっている。
こちらがマグネット側
左が250・右が350
 クランクケース・ベアリングは同じです。
異なるのは、コンロッド・クランクシャフトくらいです。
 ミクニのオイルポンプ(トロコイドポンプ)が使われ
ています。 250も350も同じものです。 以前、質
問された時はパーツリストでお答えしましたが、再
確認できました。 (ここまでエンジンをばらすことが
ありましたら、オイルポンプストレーナーも一緒に掃
除しましょう。 シリンダーヘッドやクランクケースで
用いるシリコンの塊がオイル循環しているうちにちぎ
れて、集まっていますから。
ベアリング調査(クラッチ側)
パーツリスト ベアリング本体
品番 品名 社名 品番 タイプ
@ 09262-20121 20×47×14 KOYO SH 6204RHR 単列深溝玉軸受
A 09262-30077 30×72×19 KOYO SH 6306 単列深溝玉軸受
B 09262-20116 20×52×15 KOYO 6304 単列深溝玉軸受
C 09267-17003 17×40×17.5 KOYO 5203-1 マグネト玉軸受
D 08113-69050 - KOYO 6905 単列深溝玉軸受
ベアリングの交換と選択検討
ミッションをばらしてみました。
上2列が350用・下2列が250用
すべて同じです。 

gooseのミッションって、痛みやすいのかな?
歯の面が減るというより細かな物を打ち付け
たような傷が目立ちます。
 交換するほどの
物はありませんが気になりますね。
ミッション詳細(キックスターター取り付け計画
)にあり
ローターリムーバ(09930−34912 3200円)

 ローターに固定する雌ネジは右ネジでクランクシャフトからローターを押し上げる雄ネジ(ボルト)が左ネジです。 
 モンキーで固定し、インパクトで取り外します。
プーリー本体の大きさは同じです。 ただ、マウントが外れないと250のローターと350のローターを変えて点火タイミングを変えるのは無理です。 スタータークラッチはパーツリストを見る限り、ボルト3本締め。 多分熱膨張で脱着できるだろうがセンターがずれる可能性が高い。 
マグネット側のクランクケースからクランクシャフトを抜き取る。
ベアリング調査(マグネット側)
パーツリスト ベアリング本体
品番 品名 社名 品番 タイプ
@ 09262-22024 22×56×16 KOYO LX V3 単列深溝玉軸受
A 09262-17027 17×40×12 KOYO 6203RUD *1 単列シール玉軸受
B 09262-35038 35×72×17 KOYO 6207 単列深溝玉軸受
C 09262-20121 20×47×14 KOYO SH 6204RHR 単列深溝玉軸受
*1:パーツNo.83975表記あり
ローター裏面に取り付けられたスタータに違いあり!
左が250・右が350 外形も歯数も同じだが350の方が歯の厚みある。 また、ベアリングも合成の高い物を使用している。
パーツリスト ベアリング本体
品番 品名 社名 品番 タイプ
250 09263-27009 27×32×18 不明 未記入 針状ころ軸受
ゲージ&ローラー
350 09263-29008 29×36×18 HKS TU NTN HKS29×36×18 針状ころ軸受
シェル形 
ジェベル250もGoose250と同じ
 旧エンジンを分解しているさなかに新2号エンジンのマグネットカバーを取り付け腰下は完成。 かも号の電装系レイアウトはノーマルと違うことから、1号に使われていた。ピックアップコイルを流用。 

エンジンスタンド使用のすすめ
エンジン内でインパクトを使うのは内部部品にダメージを与えることが多いです。特に回転部で使うことはお勧めできません。 しかし、分解中のクランクケースは軽くエンジン自体が緩ませるナットを回すと一緒に回転しまうから仕方なしにインパクトを使うということもあるでしょう。 ダメだと分って対策を行うことをヨシとは考えません。 そこで高トルクでもエンジン自体が回転しなければ良いのです。 エンジンスタンドを使いましょう。 床が平らなら固定は簡単です。 SSTより安いですから。

ブローパイからエンジンOILを吹きまくる病
 FCRファンネルのみで乗ってるのですが、走行3万を超えた辺りから酷くなり、1000Kmで1Lぐらい消費してました。  OILキャッチタンクで止めれず、ベタベタになってました 5万Kmでボアアップ&オーバホール。大分マシになった気がします。
(お客さまトラブル経験談)

kamo:STDの見落としがちな凸型のオリフィス。 これが無いと特に噴出量が多くなる。 圧を抜く妨げになるので抜くと言う考えも1つだが、OILを吹きまくる病(笑)になっては困るのでつけた方が良い。 私はブリーザータンクをアルミ化し、容量も増やしたためオリフィスをかも号につけていない。 もちろん、OILを吹きまくる病にはなっていません。

関連リンク ベアリングの交換と選択検討
ミッション
関連故障事例 ミッションオイル漏れ
フィルターくず燃焼の疑いのあるエンジンのOH

Q1:エンジンを横にしたらクランクケース内からミッションの歯の破片がポロリと・・・。 ミッションをバラすには自分には工具も無く、経済的にキツイ物を感じる今日この頃です。 ミッションをバイク屋に頼むとどれくらいかかるのでしょうか? ハァ〜。

A1:SBSで作業を行う場合パーツリストの左端に書かれている標準作業時間が目安になります。 H15年度では約8000円/hで行います。 クランク脱着にGooseの場合250・350共に6.6h。 DR350も逆輸入車だけど根本はDR250S(6.2h)と同じ。 単純換算で52800円・・・。 これは液体ガスケットも調整費も含まれていません。 プロショップでセンター出ししてもらっても工賃は5万円しないはず。 せっかくなので信用のあるレースチューンを行っているショップでご相談してみては? フリクキョンを減らすなら断然プロショップです。 特殊工具やエアーツールを揃えても5万円以下に抑えられますが、ダイヤルゲージなど計測ツールを揃えていくと5万円以上は確実にかかりますし、テクニックを要する作業なので決して高くはないですよ。 ただ、「ミッション1つ変わればいいだけなのに・・・。」っていうところですよね。 私だったらいくらでやろうなんて考えてしまいましたが、遠距離だと配送時のトラブルが恐いのが拭い去れませんね。
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