イニシャルアジャスター
GooseのSTDフロントフォークはアジャスター機能が無い。そこで一番ポピュラーでバネ特性に関するセッティングが出来るようにイニシャルアジャスターをつける事が可能です。 普通バネはサスペンションユニットに入らないから縮めて装着しますが、その縮めてやる量をイニシャル量という。
<250cc>
Gooseに使えるパーツ
(SHOWA)
Goose250STD POSH:
GSX400S
RF400(STD)
スペーサ長 150mm 150mm -
スペーサー外径・内径 - 32・28mm -
スペーサー材質 アルミ
キャップ差込長(またはイニシャル最弱) 18mm 23mm 27mm
イニシャル最強 - 42mm 40mm
オイルシールから下ネジ部 10.5mm - -
どうも41Φのサスのキャップは同じスズキでも統一されていないようです。 お客さまからの要望で車種が分からない新品のアジャスターを販売して付かない事態がありました。(返品してもらいます。)理由はネジ部の径が1mm大きいため、入らなかったのです。 カヤバとショウワ、メーカの違いによるものと分かりました。
Gooseに使えなかったパーツ(KYB)
バンティッド(GSF400-Z) 51351-10D80
POSH:
GSX400S用
POSH:
GSX400S用
(エアバルブ圧調整付)
RF400(STD)用
問い合わせが多かったのでパッケージと記載内容を載せます。
(POSH製と書きましたが正確にはEfficientSPORTSの製品です。)
「PARTS-No.060066-01
イニシャルアジャスタータイプU
XJR400/S・GSX400S(カタナ)
フロントフォークバネレート無段階調整
XJR400Rには使用できません。」
かも号に使った時、初めからイニシャルをかけるつもりでしたので150mmのカラーを切らずに入れました。 

プロトから発売されたGoose250用スプリング(写真は上が純正で短い、下がプロトのもので長い。) お客さま持込で組み立てたのだが今回は上の写真のイニシャルアジャスターを組み込んだ。 カラーは自由長の差とイニシャルと純正キャップとの差を計算しカットした。
プロトスプリング自由長:456mm
純正スプリング自由長:383mm

イニシャルアジャスターへ交換手順


メールで何度か手順の説明をした覚えがありますので、そろそろHPに簡単な手順を書きます。


EfficientSPORTS製イニシャルアジャスターへ交換したお客さまの声

早速取り付けました。付属のスペーサー長さはスタンダードと同じ150mmでしたが、とりあえずそのままつけてみました、イニシャル最弱(最弱目盛位置で)でもSTDに比較して9mmものプリロードをかけたことになります。  ちょっとそのへんをひとっ走りしてみましたが、今まではなんとなくモターと粘るような感覚だったフロントが見違えるように軽くなりました。


お客さまの問い合わせ
Q1250純正のフロントフォーク突き出し量を教えて頂けないでしょうか? 元々0(ゼロ)だと言うのなら問題ないのですが、中古車で購入する際にオイルシールの交換をバイク屋(余り信用できないお店らしい…)にしてもらったので、正直な話心配です。

A1サービスマニュアル8-16に在るとおり、“インナーチューブ上端(キャップの高さを除く)とアッパーブラケット(トップブリッジ)上面の間の寸法を7mmにして組立てる”とあります。 ちなみに私は10mm程度に調整していました(約3/25【度】くらいキャスター角を縮めていたことになりますね。(キャスター角24.9度くらい)

A2早速kamoさんに教えてもらった、突き出し量7mmに変更して乗ってきました。 感想は「凄い!!こんなにハンドリングが変わるなんて…」でした! 本当に、今まで自分が抱えていたハンドリングの問題の半分以上を解決してしまったと思わせるほど激変しました!ライディングポジションも随分楽に感じられました。 気分的なものですが、以前乗っていたガンマのポジションに近いような気がします!?  雑誌やkamoさんのHPでは”キャスター角”・”突き出し量”という言葉を目にしていたものの、ここまで考えさせられるとは思っても見ませんでした…kamoさんの言っていた通りで「感心」しているだけではなく「なぜ」と疑問を持つようにしようと思います。 もう少し勉強してから、10mmの突き出し量に挑戦してみます。
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