解体
どうなってるの? そんな声にお答えしましょう!

Q:キーボックスの中身ってどうなっているのだろう?
A:こうして紹介できるのは心無い人がお客さまのキーボックスを壊したためです。
 私が交換したのは3回。不愉快な話ですが防犯防止に役立てばと考えます。
STDキーボックスは簡単に壊せ、エンジン始動も出来ます。 黄色に着色されたディスクロックをつけるなどして、犯罪者にいかにも動かせないと思わせるのが重要です。 
これは、貫通ドライバーのマイナスが刺さっていたものです。 まだ鍵の部分が残っていますがこれでもうハンドルロックも解除されます。
上のキーシリンダーを取り除くと左のようなものが見えてきます亜鉛メッキだと思うのですが金色の板が出てきますこの下のクボミを回転させればハンドルロックのカムが回転するのようだ。
裏側はたぶん基盤が出てくるでしょう。ここを開ければすべてがばらせると思われます。
白いアクリル部が凸形のセンターシャフトの回転に連動し、SWが切り替わるようになっているようですね。
SW基板はこんな感じです。
SW基板を外すとアクリルのカラーが出てきます。 ハンドルロック用のアームが見えますね。
アクリルカラーを外すとカム機構でハンドルロックのピンがスライドする仕組みですね。(左図にポインターを合わせるとハンドルロックがかかった状態に切り替わります。)
ハンドルロック機構を外すとキーシリンダー下部の真鍮板が+ネジ2本で止められており、これを外すとシリンダー内のパーツがすべて外れるようになっていますね。
キーボックスの問い合わせ
Q1実はタンクのキーが45度ぐらいしか回らなくガソリンが入れられなて困っています。 メインキーとメットホルダーのキーは普通に回ります。 グースではよくあることなのでしょうか?
A1グースに限らず保管状態や走行状態によって変わりますが良くあります。 ようは中の潤滑不足です。 クリスが固着したとか、雨・重力等で流れたとかが原因の多くです(まれにハンドルロックをかけておいたら悪戯されてロックが曲がりキーの回転不具合が発生する報告もありますが)。 修理方法はCRCなどの潤滑剤をキーシリンダーに吹き付ければOK! 一般家庭のキーシリンダーでも使えるワザです。 ただし少しでいいです。 上でお見せしたようにSW基板があるのでちょこっとでお願いします。

キーボックスの問い合わせ2
Q1トップブリッジの取り外しはできましたが、キーシリンダー本体を分離させるにはどうしたらいいんでしょうか?ボルトに薄いカップワッシャーが噛ませてありますが、なんとも手の出しにくい構造のため先に進めません。 この薄い皿のワッシャーを取れば分離できるのでしょうか?またこのワッシャーは取っても当然再利用できるとも思えませんが純正パーツで注文できるのでしょうか?
A1トルクスメス☆のソケットで軽く滑らせた状態になっており通常の工具では取ることはでみません。
サービスマニュアルに従い外します。  ポンチで平面に凹みをつくり回すのが通常ですがドリルで穴を開け、六角を叩き込む方法もあります。
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