| タンクの錆取りを行う
今回使用するのはアメリカ最大のバイク雑誌”moter cyclist”でテストされ高い評価を受けた『ＫＲＥＥＭ』（税抜き定価：￥6,800）を使用することとした。 |
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『ＫＲＥＥＭ』の３つの液は中央がＡ液でタンク内の錆を取るもの、右のＢ液がタンク内を洗浄するもの、左のＴＡＮＫＬＩＮＥＲでコーティングをする。 『ＫＲＥＥＭ』によって特殊樹脂コーティングされたタンク内面は空気と完全に遮断され、半永久的に錆の発生を防ぐそうだ。 聞いた話だがガソリンが染み出るタンクでも、少々の穴は塞いでくれるらしい。 塗装依頼と錆取りの依頼を受け、仕入れてみた。 |
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依頼されたタンク内面。 錆が出ていますね。 |
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実はタンクの裏側も錆が出ていたため、一度塗装を落とし、錆を落としました。 『ＫＲＥＥＭ』Ａ液をタンク内に注ぐため、コック等は外し、布テープで穴を塞ぎます。 50〜70度のお湯を１０〜１２リットル用意し、Ａ液とあわせよくかき混ぜます。 |
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タンクを安定した位置の固定し、Ａ液との混合液をコック口から注ぎます。 どうやら強い酸であるようでタンクにかかった場合すぐに拭き取ると書かれている。 皮膚にかかると腫れを引き起こすため注意してください。（経験談：すぐに洗うことを勧めます。） |
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細かな泡が立ちます。 バッテリーの電解液を入れたときのようです。 4時間ほどこのまま放置し、錆が取れるのを待ちます。 |
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4時間ほど経過し、中身を出すと、錆が出てきました。 極一部をバケツに移したのですが、泡がいえるまですすぐとあり、水道の蛇口にホースをつなぎ、何度もタンクを振り回し洗浄しました。 |
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「スチーム機があれば使用することをお奨めする」とあり、さらにスチーム洗浄。 新たに錆が流れ出てきました。 |
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「タンク内の水分を完全に取ります。 エアーを使うとより効果的」とあり、エアーで水分を吹き飛ばします。 |
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タンク内が乾燥したら、布テープで底を再度塞ぎ、Ｂ液をタンク内に注ぎます。（注意：超強力剥離剤と考えてください。 塗装用シンナーの２〜3倍の臭いで嗅覚がおかしくなります。 塗装面にかかると瞬時に塗面を溶かします。） 全面に行き届くようタンクを回転させるのですが、必ず外で行ってください。 全面に行き届いたら、布テープを剥がし、Ｂ液を出します。 振り回して飛び散らせるのは危険です。 傾けて出ない分は気化させたほうが良いです。 |
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タンク内が乾燥したら、布テープで底を再度塞ぎ、ＴＡＮＫＬＩＮＥＲをタンク内に半分注ぎます。（注意：空気に触れるとゴム状に固形化します。タンク内に直接流し込んでください。） 粘度が高く、流れが遅いですが、全面に行き届くようゆっくりタンクを回転させるてください。 全面に行き届いたら、残りの半分を入れ同じように振って全面に行き届くようにします。（2重にコーティングします） 布テープを剥がし、ＴＡＮＫＬＩＮＥＲを出します。 これで乾燥（そのまま24時間乾燥させます。させれば完成です。 中は白くコーティングされます。 |
