DRとGooseのクラッチの違い 
クラッチのハブは違っていることがパーツリストで判っている。 しかし、パーツリストは誤りがあり、混乱するのだが百聞は一見にしかずで、並べてみれば自ずと見えてくるはずである。(詳細は以下に記す)

形式 クラッチスリーブハブ プライマリードライブギア
品番 品名 備考 品番 品名 備考
Goose 350(NK42A) :21200-14D11 ギアアッシ,プライマリードリブン,NT:62/15 NT:15と言うのは誤り。写真を見ての通りギアが無い 21111-14D00 ギア,プライマリードライブ 共通
250(NJ46A) 21200-47D01 ギアアッシ,プライマリードリブン NT:62です 350との差は不明 21111-14D00 ギア,プライマリードライブ
DR250S SL/SH/SM/SHM/SN 21200-14D11 ギアアッシ,プライマリードリブン,NT:62/15 NT:62/15で合っています 21111-14D00 ギア,プライマリードライブ
SHEM/SHEM/SEP 21200-15D21 ギアアッシ,プライマリードリブン,NT:62/15 NT:62と言うのは誤り。64です。 21111-15D20 ギア,プライマリードライブ 16321-15D00ギア,オイルポンプドライブと組み合わせて使う

プライマリードリブンギア
上でも書いたがGoose,とDRのSL系は同じものを使っているがDRのSEP系は異なる。  
ギアトレーン図を描いて計算してみると
車種 キックスターターアイドル〜オイルポンプドリブンギア
までの速度比i
DR250S SJ44A SL系 i=27/15*62/22*22/35=3.188
DR250S SJ44A SEP系 I=27/15*64/20*22/35=3.621
走行時のことを考えるとプライマリードライブZ4とドライブシャフトに連結するクラッチスリーブハブZ3の関係は
SL系i=Z4/Z3=22/62=0.355
SEP系=20/64=0.3125
たとえば、Z4が10,000rpmで回転しているとき、Z3は
SL系N3=Z4*N4/Z3=3,548rpm
SEP系N3=3,125rpm
1万回転時では423回転もドライブシャフトの回転が変わってしまう!
ということはSEPの方がトルク型で最高速を伸ばすならSL系のクラッチスリーブハブを入れたほうが良いことになる。 ちなみにGooseもこのあたりはSLと同じである。
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