メーターステー
 ハンドルまわりは出来るだけ軽くしたいのだがGooseはトップブリッジからメーターステーを取っている。 かも号においてはSTDライト程度の重さのアッパーカウルが取り付けられているし、アッパーカウル内に取り付けられたオイルクーラーの固定にも使われている。これらすべてメインフレームからの固定に変えたい。
実はこれはBIKERS STATIONでスズキのGooseの開発者が云っていることで「…ステアリングまわりの慣性質量を減らすためにも、カウルを付けて、ヘッドライトやメーターをカウル側にマウントしたいですね。 後はさらに高回転・高出力化することです。 もちろんマルチのように急激な立ち上がりでなく、徐々に持ち上げて…」
 メインフレームのステムは個体差はあるもののほぼ50Φであり、ステアリングダンパー用のフランジが使える。 これにコの字形のステンレスバーを組合せてみた。

アッパーカウル内のオイルクーラーをフレーム固定にする
 早速付けてみるとこんな感じ。  しっかり締め付ければ、まず、アッパーカウルとオイルクーラーは軽く支えられると感じたため、今回はアッパーカウルベースとオイルクーラーを取り付けることとした。 ステム自体が傾いているためオイルクーラーの面を正面に向けるように角度補正用のステーがいる。 近くにたまたま有った250のフレームカバー(三角板)を折り曲げて使うことに決定!
冬の作業だったので日が落ちるのが早い。 ササッと組み立てたはずだが、ハンドルをきった時にケーブル類に影響が出ないか確認中には日が落ちていた。  若干の不満もあるものの(ケーブル接続がしにくい・カウンターを切ったときハンドルまわりのケーブルの動き)固定という.意味では満足できる。ハンドルを切った方向にライト(アッパーカウル)が向かないといったデメリットも出てくる。 しかし、バイカーズステーションの記事で「この車の場合、カウルを装着して、メーターやヘッドライトなどをフレームマウントにしたほうがハンドリングを損ねず、”高回転型のスポーツ・シングル”をうたうコンセプトに、よりふさわしくなるのではないか」と書かれた内容は確かだと考えている。 良し悪しの出るチューニングと言えそうだ。 オイルクーラケーブルをハンドルを切るたびに動かしていたかも号には確実にメリットはあるに違いない。

オイルクーラー固定部からアームを伸ばしメーターもフレーム固定に
上でオイルクーラーを移設し、多少ハンドルが軽くなったのは実感できた。 しかし、メーターをフレーム固定に切り替えその効果がはっきりした。 ”すごく、軽くなった!” 止まっている状態ではっきりと。 つまりハンドル周りのSWやワイヤーの動きだけ妨げになっているものの、メーターやライト内に収まるメインハーネスの引っ張りやメーターやライトの重さ無くなり、ハンドルの動きを妨げを緩和出来たことといえる。
メーターステーはメーターを取りつけた時点でY字形になった。 簡略したはずのハーネスだが見ての通り複雑にも見える。 スピードメーターケーブルの干渉があり、オイルクーラーの前を通した。(左図にポインターを合わせると画像が切り替わります) スロットルワイヤーの取廻し変更をした方が良さそうだ。
横から見るとこんな感じ。 これでも判りづらいね。(RGVステム交換に伴い、現在写真と若干異なる物が付いています)
フロントフォーク固定ではなくなったことからカウルステーをカットしました。 これでハンドル周りのハーネスの取まわしもスムーズにできます。
トップブリッジを取り払ってもメーターとオイルクーラーは固定された状態です。 現在サスペンションに固定されているホイルの他はステアリングダンパーとハンドルのみとなりました。

RGV250γ(VJ23A)ステム仕様
こんな感じ

H15.10.18
矢作Wで、折損。 剛性面の検討不足が原因ですね。 第三段の検討案はもうすでに固まっていて徐々に製作へ向かっています。 今回の結果を活かし、アルミの厚さを単に上げるのでなく、カーボン板で補強していく方向を考えています。 あくまでも軽量重視!
アルミ板の厚さを変えて改善しました。 これで試走したところメーターの固定もしっかりしました。 
さらに、フレーム交換しRGV250γ同様フレーム側に固定アングルを溶接し再度メーターステーをセットする計画です。

.ライトのフレーム固定
ヨシムラ製

ロケットカウル
田中号(17)

カウルステー
いずれも三角板のステム側の2点からアングルで引き出している。 ヨシムラはヘッドライトだけだが、カーボン板やGSX-Rメーターなど軽量化した田中号はメーターまでフレーム固定化されている。
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