もとGooseオーナーさんから切抜きを頂いたモーターサイクリスト

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91/? ? ? P74-77 S・R・R(シングル・レーサー・レプリカと呼びたい!!
ライバルはレーサーレプリカだ!!最近人気を集めているシングルレースでの勝利をめざしてスズキが造り上げたのがグースだ。マン島TTのコースにあるグースネックコーナーから名をとっているだけに、このマシンの性格がわかってもらえるだろう。DR系のシングルエンジンをスープアップ、350では1万回転まで引っ張り、180km/hの最高速を得ているという。高剛性のダイヤモンドフレームはピボット部にアルミを使用するなどして145kgの車重におさめている。
シングルの粋を打ち破るR単気筒!!
MAX POWER]→33PS/8000rpm
MAX TORQUE→3.3kg-m/6500rpm
■油冷OHC4バルブ単気筒 国内デビュー→92年1月
350のターゲットは2スト250レプリカか!?そのズ太いトルクと軽快さで新しい”俺サ・ヒーロー”となるかも!!
Goose350 1万回転180キロの高回転型シングル!!
オフモデルDR350S、DR250Sのエンジンをベースに、シングルエキゾーストパイプとし、セル始動に変更しただけのように見える。しかし、ロードスポーツらしさを演出するために、スリングショットキャブは350の場合で40?の大径のものを採用、シングル本来の低中速トルクを生かしつつ、33PS/8000rpmでピークパワーを迎えながら10000rpmまでトルクを維持。高速を楽しめるキャラクターを打ち出している。 250/350共にレッドゾーンは1万回転から。 かつてのシングルでこれだけの高回転市販モデルはなかった
明らかに乗らずしてのコメント。かなり理想で書かれている。それよりモーターショーに出された250(赤)にはシリンダーヘッド−オイルタンク間のバイパスは350ccと同様の物が付いている。 ステムから降りてきた場所のエンジンステーはフランジ付きキャップが使われているフロントブレーキのボルトもキャップが使われている。 良く見るとモーターショーから見直された点はある。
92/4 P66-73 SSR(SuperSingleReplica)登場 1個のピストンでRR(レーサーレプリカ)を迎え撃つ。スーパースポーツを主張するSSR.・Goose350がいよいよ発売された、”レッドゾーンが10,000rpmから始まる”高回転・高出力シングルエンジンの走りは、RRライダーのド肝を抜くに違いない。 今迄のシングルマシンのつもりで、このGoose350を見てはいけない。高回転まで回して楽しいニューエイジ・シングルマシンは、故意シングルレーサーの血が流れる正真正銘のスポーツマシンなのだ。Goose350 ●油冷OHC4バルブ単気筒●145kg●33PS/8,000rpm●3.3kg-m/6,500rpm■\569,000-シングルエンジンの持つ可能性を、あらゆるライダーに見せつける "スーパースポーツ”!!まるでマルチのように高回転域までストレスなく吹けあがるニューエイジ・シングル
ハイテクで固められた、現代の行動シングルレーサー アクセルを開ければ開けるほど安定する本物のスーパーシングル! スズキの'92ニューモデル第一弾が、このグース350だ。 昨年の東京モーターショーでも注目を集めたこの単気筒スポーツ車、コンセプトはズバリ、スーパーシングル。'60年代に世界GPで優勝を収めていたシングルレーサーを現代に復活させたのだ。 シングルらしく、そのフォルムはスリムでスマートだが、ボリューム自体は小さすぎずで、車格があったジャストサイズ。 個人的にはカウルレスのヘッドライト回りから斜めに見たスタイルが非常にかっこいいと思う。 特にこのグースはライダーが乗車した時の方が何故かよりかっこよく見えてくるから不思議だ。 ポジションは足つき性もよく、外観のスポーティーさに比べ、比較的ゆったりしている。 セルボタンを押すと、マフラーからは非常に静かな排気音が出される。 少々迫力に欠けるが規制を考えると仕方がないだろう。 スタートトルクはほんの2〜3000回転も回していれば十分で高回転シングルといえど、さすがにフラットなトルク特性を見せる。街中では取り回しも良く、じつに使いやすい。4〜5000回転で流していても、ストレス無くスムーズで、走ろうと思えばいくらでも速くキビキビ走る。 マルチにはない心地よいシングルらしい振動(鼓動ともいうべきか?)もライダーをくすぐってくれるUターンがしやすいとか、バックミラーが良く見えるなどというバイクの基本的な実用度が高い点も、じつは非常に大切なことだから、高く評価したい。 さて待望のワインディングに入る。 ここでグース350は、高回転スーパーシングルの触れ込みのとおり、じつに楽しい走りを披露してくれた。 とにかく空冷OHCとは思えないほど良く回り、良く伸びる単コロである。 10000回転のレッドにすぐ飛び込み気持ちいいほど吹け上がる。 頭打ちが早いという今までの単気筒のイメージを打ち破っている。 ハンドリングはヒラヒラの軽快性を前面に出した物ではなく、安定感がありながらも絶対的車重の軽さ(145kg)で、ニュートラルで軽快な操縦安定性を実現させている。 そして何より非常にグリップ感の高いフィーリングが、このGoose350の素晴らしいところ。 深いバンク角と、前後輪が1本のラインをトレースするようなハンドリングを生かし、コーナーを自在に攻められる。アクセルを開ければ開けるほど安定するようなグリップ感は、結果的にコーナーリングスピードをかなり高い物にしてくれる。 ヘタなレプリカより、もしかするとコーナーリングスピードは高いかもしれない。 とにかくコーナーを攻めれば攻めるほど面白くなるグース350、ボクもシングルスポーツの楽しさに目が覚まされた1人となってしまった。 本来のバイクの楽しさの原点がそこにあるかのようだった。 こりゃ。 とてつもないスーパーシングルが出現してきたものだ。(川島賢三郎)
洗練されたエンジンは新鮮!可能性秘めるニューシングル
久々に、シングルロードスポーツのミドルクラスにニューモデルとして登場したグース350. つい先日、新車発表会が行われたばかりのグースだが、早くも”ワークス”がモディファイを施した”グース350改”が登場した。(TEAM Works車) 主な変更点は、マフラーがヨシムラ製のメガホンタイプ。 オイルクーラーの変更。 フロントブレーキがロッキードの4ポットキャリパーに、鋳鉄のディスクローター。 リアブレーキがブレンボの2ポットきゃりパーをフローティングマウント。 そしてタイヤがダンロップTT700GPといったところだ。 さて、これからインプレッションとなるわけだが困ったことにノーマル車に乗ったことがないので、ノーマルと比較できないことを、お許しいただきたい。 チョーク1発で目覚めたエンジンは、程よい音量の歯切れの良いエンジンサウンドを聞かせてくれる。 トップブリッジの下に取り付けられたハンドルを握り、若干前傾となるスリムなポジションに収まると、シングルロードスポーツであることを再確認する。 走り出すと、思いのほか洗練されたエンジンフィールに、シングルらしい荒々しさはない。 法定速度の中であれば5000rpm以下でシフトアップをしていけばスパパパと断続的なシングルらしい加速感とサウンドが楽しめる。 5000rpmを過ぎると、連続したフィールになるが、シングルらしい振動はそのままに、何と10000rpmも回ってしまう。 これだけ回るためには、ガサガサいっているエンジンではちょっと無理な訳で洗練したフィールに納得する。 操安性は、スラスト方向のマスの少ない、マシンのリアに体重を乗せヨイショとリーンさせる必要のない、腰をクッと入れてアクセルを軽く開ければ旋回してくれる。 シングルならではの気持ちの良いものだ。 しかし、直接状態から、リーンの初期に若干粘る傾向があったのと、140km/hの高速コーナーで軽いヨーイングが発生した。 これはタイヤの変更によるものと思われ、ノーマルタイヤでは発生しないと思う。 反面、グリップは十分すぎるほど高く、ブレーキングやタイトターンではその恩恵に授かれる。ブレーキは、効き始めが明確でコントロール幅が大きく、絶対効力も高く価格を考えなければ最高のものだろう(坂田典聡)Works(0427(56)9190)
決してスーパーシングルのレプリカではない。 

川島氏はSTDのGooseを乗っての感想だがちょっと誉め過ぎ、特に中古車しか知らない世代にはこの感覚はわかり難い。 

また、坂田氏が乗っているのはバイカーズステーション’92/4に写真だけ載っていたWorksの車両。 
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