改良F 〜2006.10. 
昨年、某オークションに出ていたチタンマフラはcrossさんに落札してまらい、私のところにあります。 何人かは見たことがあるとお思いでしょうね。ピットに来た方も「ここにあったか」と言っていました。 サイレンサーのエンドがスーパートラップに加工されていました。 (カーボンが多くたまっていた事からセッティングを引き出すことは出来ていなかったようだ。 新2号の排圧で壊れないようオープンエンドとします。 枚数をスーパートラップで言うフルパワー16枚を使うことも考慮します。 6枚では消音効果を確認できましたがアイドリングでEXポートがすぐに赤くなり、カーボンの色が変わり始めたので即エンジン停止。 オープンエンドとしました)

ヨシムラチタンのエキパイ販売の為、マフラー交換
新2号エンジンにこのマフラー。良いセッティングが出ていた。 しかし、チタンエキパイがどうしても欲しいと言う方に譲った為控えとして記録を残しておく。 プラグの焼け方も良い。 しかし、パワーがありすぎてあまり楽しくない。 (コツもいらずスロットルを捻るだけで180km/h以上出せるGooseは少ない
ヨシムラTMR41
〜H18.9.20 バンス管のセッティング H18.10.10 下のマフラーに変更
PS 1.3回転戻し 1.3回転戻し 下のトルクはある。11500rpmまで回る。しかし120kmしか出ていない。 (静止セッティングでは、まぁまぁよかったけど。)
PJ 32.5 32.5
ノズル 上から1段 上から1段
MJ 145 132.5
備考 - スーパートラップディスク:14枚
ミーティングでエンジン始動した時、見ていた方から教えていただき速度が出ない原因がわかった。「吹かす度、エキパイが動く」と聞きPITに戻り、マフラーを外してみるとステンレス−チタンをスポット溶接している。  これは付かない。 仕方がないのでモーターロックの片桐さんにチタンでEXパイプを削りだしてもらい、溶接してもらう。 ちょっと前まで180km/h出る車体がいきなり120km/hしか出ないのでセッティングに悩んでいたのだがこんあことがあるとは思わなかった。 13号でなくてもこうなる可能性が高く、作り事態に問題があることがわかった。

排圧が高く、排気温度も高いため、マフラーを選ぶのは大変な作業です。 先回はあえてサイレンサーを重いけど消音効果が得られたバンス管を使用していました。 しかし理想の形状とはと言われるとEXポート径を後方に向かうほど広げていくホルンのような形状継ぎ目が無く、緩やかなカーブの手曲げで溶接面が少なく渦流を起こしにくいもの。 消音を考え長めのサイレンサーを有するものと考えていました。 左の写真は幾つか考えに合っているものでメーカーは不明とされていたもの。 私は似たものを雑誌で見たことがあるのでそれではないかと思っている。ステーはヨシムラレーシング用バンドはSTDのリベッターを外したもの(サイレンサー自体は350STDより大径)
外見からみる効果
・どちらかというと低速重視ではあるが、EXポートの継ぎ手はヨシムラに比べ内径が小さく、流速が早い。 近いもので言うとテックサーフ管だ。 後方に広がっているので流速が遅くなる。 だから一気に抜けきる訳でなく、負圧がかかる。(詳しくはマフラーへ)
・一般的なマフラーだと継ぎ手で径を少しずつ広げていくため流速が急に変わるしその箇所で渦流が発生しやすく、製作時の理想流量より格段に流量が減る訳だがこれは継ぎ手なし。  テーパも綺麗。
・凹みがあるとオークションバイヤーが言っていたがスイングアームの逃がしだった。 理想の排気を考えるとエンジン下のカーブはこれではない。しかし、STDのサスではフロントブレーキをよく使う人では右に寝かせたときエキパイを擦る。 それを避ける作りをしてある。ここはヨシムラレーシングタイプと形状が似ている。
・チタンでエキパイを作ることで軽量と放熱効果において比較的利点がある。
・スーパートラップは負圧を高めることができる250ccのようにもっと下も欲しいし高速も伸びて欲しいというわがままな人には都合がいいが普通に走っていてテールスライドして仕方が無い車体には正直不要(ある程度抜けて高速性能を上げた方が良い)
このマフラーは250cc向きだと思う。 作りは良い(低速から高速までワイドな領域で効果が期待できる形状)が青島号には不向きかもしれない。  しかし効果の確認はしておきたい。 GPマシーンを見ても考え方は近いものが見受けられる。

ピロクッションレバーテスト終了
実際、青島号他付けて走りますのでテストは続くのです。 しかし、より過酷な条件を作る為1本のピロボールで走行していました。(2期生産からH18.10.3まで) それを販売している状態に戻すだけです。 一度外し、Vブロックとダイヤルゲージで曲がりがあったか確認したところ。曲がりなし・ピロボール概観痛みなし、回転も軽く回る・車輌側のベアリング痛みなし。 特に注意して走ってはいなかったので過酷だったと思うが1本でも十分持つことが証明できた。 しかし、片側だけで走行すると言うのは当然車輌ベアリングに負担をかけますし車輌剛性・走りにも影響しますので買われた方は真似しないで下さい。 壊れないと言えても、この方が良いなんて軽くなることだけでデメリットの方が多いのですから。
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