T04(試験04)  

 8/6 10機目のエンジンに現在と同じ排気量のマシーンを大阪に取りに行くこととした。 新2号エンジンを降ろしている間のエンジンとなる予定。(スペックはコスワース453ccピストンキットにメガサイクルレーシングカム クランク芯出し ポート バルブ加工済み 作業は神戸のK社だという。) とても勉強になる品物だ。
 8/8 簡単にエンジン状態を調べ、試乗。 アフターバーンが酷い。 スロットルを戻すと炸裂音が…。 ワンオフマフラーはヨシムラベースの貫通タイプでトラップのインターナルより若干高めの音を立てるが、正直に言ってうるさい。 (中部ミのかも号の比ではない。) ポジショニングはリアの車高長を上げてあるため前に押し出される感じだが、高いノーマルハンドルで、レプリカのような姿勢はとりにくい。(背筋が後ろに曲がる感じ) フロントフォークが立っているし、攻めるのはかも号に積替えてからとしよう。 新2号エンジンに比べ、低速(スタート)にパンチのないエンジンだが、高速へ行くほどしっかりしたトルクを感じる。 ヨシムラカムとメガサイクルカムの違いだろうか? ポート加工の違いだろうか?  吸排気系の違いか? などと考えながら、しばし試走。  やはりこのエンジンでも4000回転付近の落ち込みもなくスムーズに回る。 高速域を使った後に信号待ちでタペット音の大きくなっているところが気になるくらいだ。 味付けの違うこのエンジンなかなか楽しそうだ。 ブレンボーのセットは確かに握っただけ利く感じがするが、整備が必要らしい。 ピストンの出かたにバラつきがある。 見た目にもカーボンが溜まっている。 屋内保管されていたこともあり、パーツ自体は使える物が多い。 大阪まで行って良かった。 コケ傷はあるものの、かも号で試してみたいパーツが付いている。
8/10 タペット調整をし直し、テクノワークスレーシングイグナイターに交換。 
8/11 鋳鉄ディスクに交換、調子が良い。
8/14 ブレンボーキャリパー組み込み。 制動は確実に変わった。 
    スイッチレイアウトが気に入らない。
9/10 ワークスのハイスロに交換し、スイッチレイアウトが元に戻せた。
 軽量されたフライホイルとDRのオイルポンプギアの変更を新2号エンジンに行う予定。 それは10号エンジンと積替えている間に行うか、積替えを行わずカバーを外して行うかは検討中。
 矢作で普段よりスローで寝かし気味に攻めたところ、バンクセンサーとエキパイを擦っている。 STDエキパイでは先にエンジン下部の最も低い所から擦っているのだが、ほとんどスロットルを戻さずリアブレーキとシフトででスピード調整したためリア荷重が強かったことも考えられる。 ワンオフのチタンエキパイの方が取り付け位置は高いため擦りにくいと思われる。
その他、気が付いたことといえばクラッチレリースアーム下部のシールから漏油が発見された、このカバーは10年ものなので劣化と考えてよい。
 新2号エンジンを降ろし、10号に積替えた。
交換予定パーツ
  • チタンリティーナナット
  • 軽量フライホイル
  • DR250S用オイルポンプドリブンギア
  • クラッチカバー(若しくはシール交換)
実施予定内容
  • エンジン内カーボン除去
  • バルブ擦り合わせ
  • ガスケット再生
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