ドライブスプロケット
ドリブンスプロケットはアルミにする人が多いですが、あまり重さを考えたことがないドライブディスク。 計測してみるとやはり差がありますね。 サンスターもAFAMと変わらない形状で重さもほぼ変わらないはずです。 フリクション低減を考えるなら私が今知るところではDR350のドライブスプロケットがお勧めですよ。
 GooseSTDにゴムが付いているのは消音目的です。(チェーン-スプロケット間) STDはこういうところに気が使ってあるのですね。 
<その他>
歯磨き粉で有名なサンスターとモトクロのバーハンが有名なレンサルが見つかりました。
 ドライブスプロケットの16TはDR350STDオプションパーツ(パーツリスト)に無い。 それはスイングアームについているチェーンバッファー(ゴム)にスプロケットが当たるから付かないとされているからだ。 Gooseの場合バッファーとドライブシャフトの距離がDRより長いためつく可能性はある。(アファームから16Tが出ている。)  左図は15Tを組んだ状態ですがエンジン側は結構ぎりぎりです。 2cm程度のチェーンのたるみでもケースに当たる可能性はでてきますよね。

交換すべき状態
お店の手伝いをしていた時は「刺さりそう」って思うスプロケットを幾つも見てきたので左のものは度合いとしてはインパクトが薄いが、私的には使いたくない状態です。 山が削れていて、波型になってきてます。 チェーンも痛めますし.、ドリブンの消耗にも影響が…。チェーンの張り具合によっては、この後、チェーンが外れたり、スプロケも山が折れたり…。 いいことはないです。 消耗は平面でなく4面を見てください。 写真のように間横からだけでは、消耗具合はわかりません。

16Tは使えそう?
 入るには入るけど、チェーンの張り具合では干渉する可能性もありますね。 10号エンジンを積んでいるうちに試してみます。 しかし、中古車で250ccを購入されたオーナーさんは、”実は私のグースの購入時に付いていたのが16×44というとんでもないギヤだったんですよ! (エンジンは)250のノーマルです!!” と聞いているのです。 軽量や徐々に高速化に替えていくならドリブンから交換していくでしょうし、STD250は単気筒とはいえ、スロットルを開けなてもさほど力強い走りは出来ないはずなので走り出しがキツくないかな? なんて思うのですが、 チェーンのリンク数も高速化していく上でドライブスプロケットのみ交換すればチェーンリンク数も増やさなくていいかも(ぎりぎり?)
 kamoshopでお世話になっているお客さまに16Tと15Tを交換してもらいました。 アファームはいつも裏にAFAMの刻印があるのですがないです。 中古ですが金属も違います。 サンスターに似ているかと思うのですが良く判っていません。 AFAMからGoose用で16Tが出ていることは確認していますので試される方はAFAMでどうぞ。 ちなみに上の写真は新2号エンジン。 組み上がってほったらかしになっていました。 久々にお役に立ちました。 

ドリブンスプロケット
Goose350(520-T36)のドリブンスプロケットの打ち抜きは1工程で行われている可能性が高い。 穴位置を合わせ、また、回転させてあわせていくと穴位置と歯の形状が重ねたスプロケットにぴったり合う。  圧をかけた方向が同じであることからそう思われる。
STD350ドリブンスプロケット中古品比較
- 重さ(g) 直径(mm)
A 590 182
B 590
C 590
見た目に消耗に差があるようだが計測してみると差が無い
Goose250(520-T44)のドリブンスプロケットの打ち抜きは2工程以上だと思われる。 350と同様に重ね合わせて見たが穴位置と歯の形状の合うところが無い。 また、アファームのアルミドリブンだけを集めて計測して歯数が多いほど重い訳ではないことが判る(中古なので消耗具合の差はあるが)。 肉抜きの穴径に左右されるようだ。
- 重さ(g) 直径(mm)
250STD 44T 785 224
AFAM 39T 286 199
AFAM 40T 284 204
AFAM 44T 350 224
AFAM 45T 340 227
44Tについて比較してみると判るがSTDの1/2以下の重さにできるため、タイトなコーナーを攻めることを考えると駆動軸のフリクションを減らす有効的なパーツであることは間違いない。 しかし、考え方次第ではずみ車となるスプロケは長距離走行(ツーリング仕様)を考えた場合重いほうが良いともいえる。 目的に合わせ使い分けることが良いでしょう。

スプロケットサーチ

メーカー ドライブスプロケット(エンジン側) ドリブンスプロケット(リヤホイル側) 備考
X.A.Mアファーム フランス 12T〜16T ¥2500- 35T-49T ¥6900- ドリブンはカラーオーダーできます。 
サンスター 11T〜15T ¥2000- - - -
Coerce - - 35T〜40T ¥7900- -
レンサル 12T〜15T - - - -
KIT CROSS ベルギー 13T.14T - 43T〜49T ¥5500-

※金額は参考です。 変わる可能性があります。


<速度比iを考える>
チェーンドライブ方式の利点といえば何といってもスプロケットの交換で「加速型」・「高速型」に変換できることである。
例えば4速8000rpmで100km/hでた車体のドリブンを45T→47Tに変更した場合、9000rpmまわさないと100km/h出ないことになります。 高速性能が落ちた事がわかると思いますが、変わりにドリブンの径が大きくなった分、軸トルクは梃子の原理で大きくなります。 加速力が上がったと体感できるでしょう。これが「加速型」ですね。 その逆でドリブンを45T→43Tに変更した場合7000rpmで100km/hに到達することとなります。 しかし、トルクがなくなるので発進がしずらいとか、出足が遅いとか感じることあるでしょう。 走行する場所によって変わるといえますからサーキットによって選択すべきだと思いますが、STDのセッティングは公道において車両性能・乗りやすさといった面を検討した結果のセッティングだといえるのでどこで走るにしても基準とすべきである。 タイトコースを走るのであればある程度加速型に振っておきたいし、高速道路を長時間走るのであれば燃費からいっても高速型に振るべきだということがいえよう。
 ドライブ:z  ドリブン:Z  i=z/Z
i=16/35=0.457→15/31=0.483,15/32=0.468,15/33=0.454 ドライブを1つ小さくするとドリブン2.1T小さくしたことと同じ効果だ。


AFAM Special Orderならドリブンスプロケットの内径・PCD・ボルト
穴径・ボルト穴数・スパイダー取付部分の厚さ・スプロケ歯部の厚さ・オフセット・カラー指定ができます。
施工料金税抜き\2000-

標準アルマイト設定(カラー)
ゴールド シルバー ピンク レッド パープル Gメタブラック
ブラウン ブロンズ ブルー オレンジ グリーン -

ブランク(半加工品)オーダー

ブランク材 標準加工工賃 アルマイト加工
520 ≧44T ¥3000 ¥5000 標準アルマイト
¥2000

ハードアルマイト
¥3000
45T-54T ¥3400
55T≦ ¥4000
520+ 40T-44T ¥4000
45T-51T ¥4400
525 ≧44T ¥3600
45T-47T ¥4400
48T≦ ¥4800
ザム
2010.9よりAFAMからX.A.Mに名前が変わっています。
価格は若干上がっていますが、素材形状は変わらずです。

スプロケットの取扱い説明
・スプロケットの選択時の注意
必ず車種に応じたサイズを選択してください。 誤ったサイズをご使用の場合スプロケットの破損、ドライブチェーンの脱落等で重大事故の原因となり、大変危険です。c本製品は通常走行を前提に設計、生産されています。改造車でのご使用、特殊用途による製品の破損や事故については保証外とさせていただきます。
・スプロケットの交換時期
スプロケットは消耗品です。 スプロケットの寿命はドライブチェーンの状態の大きく左右されます。 日ごろのメンテナンスを心掛け、洗浄、給油を定期的に行なってください。 走行条件やメンテナンスの状況、またその他の要素により交換時期の距離による表記は困難です。 車両性能維持のため以下の要領をご確認ください。
・交換はプロのメカニックへ
・車両メーカーの指示書に従って作業を行なってください。 また整備認定工場または国家資格を持つ専門のメカニックに依頼してください。
注意 当社製品取扱店、モーターサイクル販売店の従事者などの診断を受けた上、磨耗量が限界近くなった場合。 または明らかに性能維持や安全走行に支障を来たす破損または磨耗が認められた場合は速やかに交換してください。スプロケット交換時はドライブチェーンの交換時期です。 どちらか片方のみの交換は本来の性能を発揮できないばかりか偏磨耗の原因となります。 交換作業を行なう場合、取付作業方法や締め付けトルクは必ず車両メーカー発行のマニュアルに従ってください。
・お手入れについて
エンジンを停止せずにスプロケットの洗浄やドライブチェーンの給油、その他メンテナンスを行う事は絶対に避けてください。 手や指が鋏まれて大変危険です。 必ずエンジンを停止した後、作業を行なってください。
注意 製品への追加工は絶対に行なわないでください。 加工された場合保障外とさせていただきます。 取付後必ずチェーンの張り調整を車両メーカー発行のマニュアルを参考に行なってください。 調整が不完全な場合、偏磨耗や製品の破損、チェーンの脱落を起こす可能性があり大変危険です。
・製品の取扱いについて
製品の通常用途以外でのご使用は保証の対象外となります。突いたり、投げたりすることは大変危険です。 絶対行なわないでください。 使用されない場合、直射日光を避け小さいお子様の手が届かないところで保管してください。

ここは知っておこう!
・お店に任せている人:オールマイティーティー整備できる店にサービスマニュアルなんて無いことの方が多い。 ましてやGooseは不人気車! マニュアルを見てトルクを測ってくれるところなんてめったに無いと考えた方が良い。
・減速比の変更を行なって弊害が発生した場合(例えばドライブを大きくしすぎてチェーンカバーを削ったり、小さくしすぎてエンジンやスイングアームを削ったり)スプロケットメーカーは保証しないと書いている。 


ダメだし
刃先の先端がくびれてきているの・・・写真では判りにくいですかね。このまま使うとくびれた所で折れて投げたら刺さるくらいになります。 さらに酷い物もバイクでピットにいる時見たこともありますが、写真の時点ですでに本来交換する時期より大分遅いです。 ここまでくると歯が無くなるのは時間の問題です。 チェーンが弛み易くなることで心配となる走行中のチェーンの脱落・切断は大変危険です。 STDではカバーが付いており、見にくいですが外してでも確認してください。 
スプロケ交換はチェーンもあわせて交換するとチェーンもスプロケも長持ちしやすいです。 またチェーンは初期伸びがありますので再調整すると追従性も良く、消耗も抑えられます。

お客様からのお問い合わせ
Q1先日、スプロケの磨耗により、ノーマル品を購入し交換しました。フロント側のスプロケを出力軸に取り付け、Cリングを取り付けた所リングとスプロケとのスキマが、2mm(目視)ほどありました。マニュアルでも他に取り付ける部品は内容に見えます。こんなもんでしょうか?  PS,私のグースは走行距離約2万Kで購入し、購入当時は、AFAM製が新品で付いていました。1.2万Kで交換となりましたが、寿命は、こんなもんでしょうか? メンテや、走り方にても変わると思いますが。ちなみに、フロントのスプロケは、表裏逆で組まれていました。気がつかなっかた私は、鈍感?
A1スプロケットの消耗限界は距離で言うと難しいです。私のような乗り方だと波を打ってきたりりますしね。急開閉を繰り返す乗り方、フリクションの多い足周りの調整、交換時期がスプロケ、チェーンと異なることでの減り具合の変化といった感じで条件が異なります。チェーンでもOリング入りと強化チェーンなど種類で異なります。 DIDのホームページが良く出来ていますね。 安価でないのでまとめて交換できない方も多いでしょう目で見てかみ合わせて交換を決めることも大事です。 シーレス・・・だったっけな? 純正の音を小さくするためゴムが付いているものと比較し、社外〔アファーム、サンスター等)の方が薄い気がします。図ってみますか〔笑〕
Goose純正(14T)@ Goose純正(14T)A RODEO(12T) DR250純正(14T) アファーム(14.15T) サンスター(15T)
ドライブスプロケット凸厚み(mm) 9.9 9.7 10.1 9.8 10.0 10.0
チェーンラインはやはり気になりますねスプロケは側面が凸状になっています向きに注意して付けねばなりませんね。
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