ステアリングダンパーをオーバーホールしよう!”のコーナー  
以前申した通り、事故時にオイルの噴出しがあったがなかなか修理にいたらなかった。 新品を買うにも車輌補償は新車価格しか補償されなかったので、新品を買うお金も無かった訳だ(笑)  こういう時、OHできる型の物を購入したことの利点がでる。 同じ型の曲がった物から使えるパーツを拝借出来る訳だ。  中身を見たこともない人もいるだろう。 軸の中央にラチェット状に半軸を回転させるころ(写真の黒いところ)でオリフィス(前後2つの部屋のオイル通路)の口径を変え油圧を働かせる仕組みだ。
一見では、ほんの少しにじんだ程度とも取れるが、こういった場合、まず、中で以上があるか軸が明らかに曲がっている。 ハイサイドでも接触を避ける取り付けをしたはずだったが、フレームが曲がる事故だったので見た目には判らない。ダイヤルゲージで調べて見たほうがいいのかも知れない。 とりあえず、スナップリングを外してみる。
案の定。スナップリングを浮かしてみるとやはり漏油している。 中身を出して原因を調査してみる。
組み込まれていたのはこのようなパーツだ。
軸が曲がってなければパッキンに問題がある。しかし、軸が曲がると必要以上の力がパッキンに掛かるため、そういった意味でパッキンがいかれている可能性が高い。経年磨耗も考慮しなければならない。 今回摘出したのが左、右は比較的新しい物だ。スポンジがテーパ状に削れている。 スポンジの巻きなおしをする。
内側のシリコンも右の今回摘出された物はだいぶ削られているようだ。
ダイヤルメーターで計測
±0.2mmと判った。軸の曲がりが影響して漏油が起きた訳ではないようだ。(常盤のかわりに鉄のターンテーブル。使えますよ。検定品ですから。)
スポンジを切りボンドで貼り付け、ワイヤーで固定。
オイルを注入しパッキンにオイルを塗布しながら組み立てて、完成!

今回使ったのはPOSH製 Active Steering Damper No.001000-Bストローク130mm \21,000 Clubman No.106-P105資料あり

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