パーツカタログ 350:FIG.6,250:FIG.6
No. | 部品番号 | 部品番号変更 | 250用 | 350用 | 部品名 | 在庫場所 | 備考 |
1 | 12611-15D00 | - | ● | - | ギア,スターターアイドルNo.1 | メーカー | - |
1.1 | 12611-47D00 | - | - | ● | ギア,スターターアイドルNo.1 | メーカー | - |
2 | 12612-15D00 | - | ● | - | ギア,スターターアイドルNo.2 | メーカー | - |
2.2 | 12613-47D00 | - | - | ● | ギア,スターターアイドルNo.3 | メーカー | - |
3 | 12613-15D00 | - | ● | - | ギア,スターターアイドルNo.3 | メーカー | - |
3.1 | 09206-10015 | - | - | ● | ピン,6×10×39 | パーツディーラ | - |
4 | 09206-10012 | - | ● | - | ピン,10×32 | パーツディーラ | - |
5 | 09206-10011 | - | ● | - | ピン,10×55.5 | パーツディーラ | - |
5.1 | 09180-12130 | 09180-12137 | - | ● | スペーサ,12.2×18×9.5 | パーツディーラ | - |
6 | 09206-12003 | - | ● | ● | ピン,12×55.5 | パーツディーラ | 350はNo.4 |
6.1 | 12600-47820 | - | - | ● | クラッチセット,スターター | メーカー | - |
7 | 09180-12066 | - | ● | - | スペーサ,12.2×20×13 | パーツディーラ | - |
7.1 | 09263-29008 | - | - | ● | ベアリング,29×36×18 | メーカー | - |
8 | 09160-27005 | - | ● | - | ワッシャ,27×40×2.5 | - | |
8.1 | 07130-08307 | - | - | ● | ボルト | - | - |
9 | 12600-15810 | - | ● | - | クラッチセット,スターター | メーカー | - |
9.1 | 12600-47D00 | - | - | ● | リミッタアッシ,スターターアイドルギア | B/O | - |
10 | 09263-27009 | - | ● | - | ベアリング,27×32×18 | メーカー | - |
10.1 | 12618-31D01 | - | - | ● | ブッシュ,リミッタシャフト | メーカー | - |
11 | 09106-08043 | - | ● | - | ボルト,8×16 | - | |
11.1 | 08211-10221 | - | - | ● | スラストワッシャ | - | - |
それぞれのスターターアイドルギアを並べてみました。右からNo.1・2・3
一番上の列はジェベル250(DR250SEP)
goose250と同じです。 |
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真ん中の列はgoose250
ジェベル250(DR250SEP)と同じです。 |
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一番下の列はgoose350
排気量が違うためスターターギアも強度の高いものを使っています |
ご注意を!
このギア、反対に向けるだけでスターターが回りにくくなります。 たぶんエンジンはかからないでしょう! |
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<こんな質問もありました> Q1:今日、バルブクリアランスの調整をしていたのですが、マグネットカバーのまん中のプラグをナメてしまい、マグネットカバーを丸ごと外してバルブクリアランスの調整をしたところ、先ほどまで、ちゃんと動いていたセルスターターが動かなくなってしまいました。一応、原因を掴もうと再度バラしてスタータアイドルギアを外してセルを押すとモーターのギアは回りました。と云うことは、電気は導通していて、ヒューズは飛んでいなく、リレーもモーターも無事?しかし、負荷が掛かるとセルは動かない→バッテリーの電圧不足?さっきまでしっかり動いていたのに?と、このような状態になってしまい原因も分からず、困っています。 A1:スターターギアの向きやワッシャーの位置によってはエンジンがかからなくなります。 A2:サービスマニュアルやホームページの写真をじっくり見てやっと気が付きました。 原因はスタータアイドルギアNo.2の両側に付けるワッシャの1個をアイドルギアNo.1の外側に勘違いして付けていた為でした。 A2:マグネットカバーを丸ごと外した時に幾つかギアが外れてしまうことって、スタンドで斜めにエンジンが傾いていると多いですよね。 万が一エンジンがかからなかったら思い出してくださいね(笑) |
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また、スターターアイドルギアNo.1の形状は凸型だが出っ張りのない方がカバー側にセットしないとスターターモーターが入らないことも知っておいてください。 |
ワンウェイクラッチ
エンジンがかかった後のスターターモーターはどうなっているのか? と聞かれたことがある。 ついでなので概要説明します。 オートバイの場合、ほとんどがクランクシャフトにフライホイールが固定され、これを始動時複数のギアをかえしモーターで回す訳だけど、エンジンがかかればモーターは回す必要はない。 そこでクランクシャフトに固定されてるフライホイールとスターターギアの間にワンウェイクラッチ(オーバーランニングクラッチ)をつけている.。 エンジンが始動すれば1300rpm程度のアイドリング回転以上となる訳だからスターターモーターの回転速度の何倍ものスピードで同方向に回転する。 ワンウェイ(一方向)しかロック機構を持たないからフライホイールが勢いよく回るとスターターギアにしっかり噛んでいた歯が浮いた状態となる。 一瞬の出来事だがスターターボタンを押して、スターターモータを励磁し、エンジン始動を確認した後、スターターボタンから指を離し、モーターの励磁を解いた時、そこでスターターギアもモーターも止まるのです。 一緒には回っていないと思っていても詳しく知らない方は多いみたいですね。 ちなみにバイク屋さんが350のフライホイールを急遽売ってくれと買いに来たのだけど、話を聞くとオークションでお客が仕入れた350にフライホイールが入っていなかったということだ。 確かにエンジン始動はするが・・・いっしょう走れないわなぁー。 |
ローター裏面に取り付けられたスタータに違いあり! 左が250・右が350 外形も歯数も同じだが350の方が歯の厚みある。 また、ベアリングも合成の高い物を使用している。
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お店に出したエンジンを確認して発見した不良部 | |
バルブタイミングを正確に合わせる。で通常クランクを回すときこんな重くないと感じたため、お店でチューニングしてもらったばかりのエンジン(まだエンジンをかける前)だが上の「注意」と感じが似ているためマグネットカバーを開けた。
マグネットカバーを外しすぐに気が付いたのはステーターの樹脂部分が割れてジェネレーターホイールの内側に薄く擦り傷が出来ていたところ。 一見これが原因と思うが音の感じから他にあることに気付いた |
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上のエンジンだがステーターを中古のものに交換し走行できたのだが、スターターを回したときエンジンから大きな音がした。 不審に思い、再度マグネットカバーを外してみるとまたステーターの破片が付いていた。 磁力により吸い付いて誤ってステータを割ったなって思っていましたが、どうもマグネットの固定も問題ない。 ステーターのボルトを最大限に緩めてカバーを填め、クランクシャフトを回してみたが干渉する箇所はなかった。 たまたまステーターの腐食で割れたのではと某ショップMは判断した。 過去にこんなことはなかったが、色々原因を探ったが全く他の原因が見つからない。 とにかくマグネットを傷の無いものに交換、ステーターは新品に交換することとした。 | |
やはりスターターギアの組み方のミスがあった。 クランクケース側に軽く線が入った程度で済んだがエンジンをかけていたらエンジンを壊す可能性もあった。
kamoairで修理・組み直しを実施した。 |
ステーターが割れているという証明の為、マグネットカバーごと別のものに取り替えた。 クレーム対応が終わるまでそのまま保管します。 |
お客さまからの問い合わせ@ | |
Q1:ちょうど今日、マグネットカバーに転倒して穴を開けてしまいまして 交換作業をしたのですが、別途メールに添付した画像のパーツが 余ってしまいました。 このギアのどれかに嵌るのかなとも思うのですが・・・。 A1:パーツがどこに付くか分からなかった件は解決しました・・・ 度々スミマセン。 ギアの一つに付くものだったようです。 kamo:自己解決されたようです。 他の方でお困りになる方もいるかも しれないのでご紹介します。 350ccパーツカタログFIG6 No.10「ブッシュ,リミッタシャフト」です。一番 大きなリミッターギアの先端に嵌ります。マグネットカバー側の軸受けです。 |
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