スズキを知ろう!
私は「初めてのバイク」などというタイトルの本など、今まで見向きもしなかった。 しかし、「何処に面白いネタが潜んでいるか判らん!」 そう思うようになりました。 たまたま入った古本屋で’89年に発売した本を見かけた96%役にたたないが、スズキの紹介はちょっと興味をひいたので書いてみる。
スズキのイメージ・・・なぜ黄色?
現代ではそんなに黄色のイメージはないかもしれない。 しかし、スズキのファクトリーカラーは“イエロー・ハーベイカラー”であった。  それはヨーロッパで活躍していたスズキレーシングチームのスポンサーがタバコ会社のハーベイで、タバコメーカーのイメージカラーが起用されていたからだったらしい。
ざざっと箇条書き
・創業:明治42年
・開業時の会社名:鈴木式織機製作所(大正9年に株式に)
・バイクメーカーになった年:昭和27年(織機業界不況により輸送用機器生産メーカーへ転換:鈴木自動車工業)
・第一号バイク:パワーフリー号(2サイクル 36cc)
・第二号バイク:ダイヤモンドフリー号(2サイクル 60cc)
・4輪業界進出:昭和29年
・マン島TT参戦:昭和39年50cc部門優勝
・世界GP参戦:昭和51年〜57の間GP500で7年連続優勝(82年も7年連続優勝を達成している)
・4サイクルエンジン製作開始:昭和51年
・本社:静岡県浜名市高塚町300 本社工場(2輪エンジン)
・富士工場:富山県小矢部市水島3200 (小型2輪車)
・豊川工場:愛知県豊川市白鳥兎足1-2 (大型2輪車)
YOSIMURAとスズキ
'76に吉村秀雄(POP)がアメリカで見た雑誌「サイクル」に載ったGS750をみて、スズキ開発者との面会を求めたことに始まる。 その時の対応者が横内悦夫だ。 吉村がノースハリウッドの工場で火災を起こし落ち込んでいたところにGS750のプロトタイプが持ち込まれる。 4into1マフラーの特許未登録による盗作・有名なホンダとの関係・国内レースでは2ストが主流(POPは2ストを好まなかった)・アメリカで共同経営の工場を乗っ取られる・火災による大火傷 苦悩の連続で向かった '78デイトナで3台のGSで表彰台独占。 その後もロン・ピアーズ、辻本聡・ケビン・シュワンツといったライダーと長男不二雄らでデイトナ、AMAスーパーバイク、世界耐久に挑んでいった。 レースは変われどスズキ車が使われてきている。 それが今でも続いている。
kamoのイメージ
 スズキというと2サイクルのイメージが私にとってはまだ強い。 というのも2ストロークの独特のチャンバー(ダイバージェットコーン・コンバージェットコーン)を開発したのがスズキだからだ。 あのシステムが無ければ2ストロークはサーキットで走る車両にはならなかっただろう。 4ストロークはどうかというと現在(H15年)ストレートでは世界最速といわれる「隼1300」・ネジ1本の妥協もしないコスト面を開発側が考えないでよいGSX-Rシリーズ・カムまでプラスチックで軽量・コストダウンを図った「ちょいのり」と国産4メーカーでも極めて技術力は高いことが証明出来ている。 しかし、昔も今もホンダ・ヤマハに続く3番目の市場といったところだ。 コンセプトが上手くない気がする。 抜群に良い物を作るときもあるが、もうちょっと無難に作れば売れる層があるのに・・・と思うことが何度かあった。 決して性能的に他のメーカーに劣っていない。 しかし、某社員の言葉を借りると「スズキは徐々に壊れる。ホンダはまとめて壊れる。」ということだ。 形あるものいつかは壊れる。 整備を必要とするのはどの車両も一緒。 ならば! 私なりの判断では徐々に壊れてくれた方がお財布にやさしい。【笑】 直す楽しみがある。 立て続けに壊れると嫌になる。 新車を投入しサーキットで攻めるならホンダ車! 長く付合う気ならスズキ車! 異性の好みに近いのかも?(注:彼女は若い方がいい。毎年新しいのに取替えとかそんなことをいうことではないです。 社会の敵になってしまう。)

スズキに相談してみよう!
スズキの製品に関するお問合せ
 さすが大企業のホームページ。Q&Aはあるが、問い合わせについては以下へ連絡するようになっている。 メールを送るようにはなっていない。
<お客様相談室>
フリーダイヤル:0120-40-2253
オープン時間:9:00〜12:00、13:00〜17:00

<手紙の場合>
郵便番号 432-8611
静岡県浜松市高塚町300
スズキ株式会社
お客様相談室宛て
本社宛に嘆願書を書いて送った(だめもと!H14)
 始めまして、kamoairという個人のホームページを管理する。 かも(仮)と申します。  御社のGooseの1オーナーでもあり、純粋にGooseという車両が好きで長く乗りたいという思いから整備について学んでいます。 現在70名以上のGooseオーナーさんなどから指示を受け、ホームページでオーナーさんから寄せられる疑問やトラブルを対処しています。(多い日は1日6通ほど、ほぼ毎日2件はあります。 もちろん情報料頂いていません。1台でも多く残したいという気持ちがあります。) しかし、言葉では伝えきれない点をサービスマニュアルやパーツリストの図面を使用したいのです。当然、著作権があり無断で使用することは私にはできないことは理解しています。 順序がおかしいこともわかっていますが、正直にいいますとすでに一部使用させていただいています。 許可がおりなければホームページを早急に閉鎖し、問題となる資料を削除します。  すでに生産中止となっていることから、複数発見したGooseパーツリストやサービスマニュアルの記載ミスも御社に連絡せず、訂正周知しています。 また、SBSで把握できていない10年目に極端に増えたステーターの障害なども事例として紹介しています。ご請求があればホームページの各ページから情報を取出し報告します。 整備せず10年乗り続ければ故障が出てもおかしくありません。 我々ユーザーとしては安全に長く楽しむため整備能力を高め、トラブル情報など共有化する目的の資料が必要です。 それは基本を重視する反面、一時的に作成した物でなく常に進化し、改善していく資料でなければ効果が薄いと考えています。 勝手ではありますが何とか続けていけるようご配慮をお願いします。

本社お客さま相談室から回答が届いた
  お申し越しの件
 拝復 盛夏の候 かも(仮)さまにおかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 日頃は、スズキ グースのご愛用を賜り、誠にありがたく厚くお礼申し上げます。 この度、使用許諾のお申し越しをいただきました「スズキ パーツカタログ」及び「スズキ サービスマニュアル」(併せて以下、カタログ等といいます。)につきましては、弊社が著作権を有する著作物であり、これらは、原則として、弊社代理店並びに弊社代理店と部品取引に係る契約を締結し継続的に取引をしている販売店や部品商向けに有償で販売されているもので、お客様によるホームページ上での掲載は前提とされておりません。 弊社といたしましては、お客様が弊社製品をより安全で快適にお乗りいただくため、弊社製品にはスズキ純正部品をご使用いただきたいと考えており、カタログ等はお客様が弊社代理店等を通じてスズキ純正部品を購入していただくためのツールとして作られているものです。 また、かも様のホームページには、スズキ純正部品と非純正部品の相互性を確認等、スズキ純正部品以外の部品使用の案内する内容が見受けられました。 これは、スズキ純正部品の使用をお願いしている上記の弊社の意に反するものでもあります。
 上記のとおりの事情でございますので、弊社といたしましては、かも様のホームページ上に弊社の著作物であるカタログ等を掲載することを認めることはできかねますので、何卒、ご理解、ご了承を賜りますようお願い申し上げます。 これからも末長く弊社製品のご愛顧を賜りますようお願い申し上げまして、遅ればせながらご返信とさせていただきます。 敬具


だめだった
 HP閉鎖覚悟でだした嘆願書だったので穏便に済ませていただけただけでも感謝すべきだ。 意思は伝えることができたので私としては満足です。 スズキ本社の回答を理解し、これまで即時回答などで使用していた「スズキ パーツカタログ」及び「スズキ サービスマニュアル」画像を削除しました。 読みにくいところが出てきますが我慢してください。 「スズキ パーツカタログ」及び「スズキ サービスマニュアル」の購入を促進させるページだけは残させてもらうよう依頼します。 10年過ぎた車体が故障し、メーカーの責任を問うことは私にはできません。 やはり、安全に乗るためにユーザーがカタログ等を持つべきだと私は考えます。 数年後には代理店の書棚から消えうるバイクですから。
 
私としては2つのお願いを書いたつもりでした、記述の誤りについては具体的な解答はなかったです。 しかし、 内容から考えて一般ユーザーからの修正依頼及び再発行は出来ないだろう。 
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