貫通シャフト | |
グースの持ち主ならフレーム構造判るかな?スイングアームとフレームをつなぐシルバーの板が振動吸収のため分割になっていることを。 しかし、剛性が弱い。そこで取り付けたのが建築鋼材を使った貫通シャフト。 効果
貫通シャフト(オールステンレス) ¥2800-/本 |
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上図のようにナット4つ、ワッシャー4つ、スプリングワッシャー2つ、シャフト1本で横からかかる力に対する剛性高めることが出来ます。 内側から外にも締め付けていますのでちくわ状のパイプが挟まっている物と違い、さらに高い剛性が得られます。 また、転倒時には衝撃を吸収出来るようになりますのでブラケットが折れることがほとんどなくなります。 実際にかも号で8年使っていますが、最大でもひび割れで済んでおり、ツーリングの帰りでも自走できています。 ブラケットの交換をしたこがある方はご存知でしょうがSTDの場合、<ブラケット交換にシートを外し、ガソリンタンクを外し、外したら入れにくいエアクリを外し、サスの上部を外し、各ブラケット固定部をめがねレンチで緩める>とブラケットを外すためになんとも非効率行為をしているんだろうと感じるはずです。 貫通シャフトならシートもガソリンタンクも外す必要が無いのです。 ブラケットだけ外せるようになりますから。 魅力的でしょ。 内側はトルクレンチが使えないためスプリングワッシャーとワッシャーを入れボルトで固定します。 これが片側のブラケットを外しても内側のボルトを緩まないようにしてくれます。 外側の固定はボルトサイズがブラケットの凹より大きいのでワッシャーを入れてボルトで固定します。 外側左右のトルクはSTDと同じ1130〜1630kgf/cmで良いです。 各部締め付け前にスイングアームから出るボルトの長さが左右均等になっていることを確認します。(私が販売するものはナットからボルトが出ないようにするため、左右29mm程度に加工しています。) |
@リアフェンダーとタイヤにジャッキをかまる Aスイングアームブラケットとフレームを固定しているボルト(赤○)を緩める Bスタンド,スイングアームブラケット,エンジンを固定している19mmのナットを緩める Cフットレストの下側のシャフトを引き抜く Dリアサスのボルトを上下抜く(下のボルトがSTDチャンバーに当たり外れない場合上だけでも良い) |
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こうすることで作業スペースが広く取れるため、硬いフットレストの上のボルトも内側に回り止めのスパナ(又はモンキー)を噛ませ、ロングスピナーハンドルで外すことができる。 1本外したら、外した穴に貫通シャフトを差し込んでおき、穴がズレないように保つ。 外した時点でズレてしまったら、フレームを起こしたり寝かしたりして穴位置をさくると良い。 もう片方が緩んだら、ナットとワッシャーを外し、貫通シャフトで押し出す。(スイングアームブラケット内にセットするナット,スプリングワッシャ,ワッシャはもう一本の純正ボルトを押し出す前にセットし、ナットを回しながら押し出す) |
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H14年、お客さまから作って欲しいという要望があり、 2600円で販売することに決定! 材質はクロモリ(人気があり、売り上げも多くなってきたため、価格据置でステンに材質変更)です。(送料別) すべて受注生産となります。
ヨシムラパーツも生産中止となりましたが、これだけ安い価格で近い効果が得られれば良いでしょう。 これより安く大量販売している人がみえましたら、再度勉強させていただきます。 <取り付けについて> そこそこ大変です。(笑) 5/8スパナが無い場合、5/8ナットを使用しますので26mm程度挟み込むことが出来るモンキーがあると良いでしょう。 モンキーレンチを使用時はサスペンションの上部をはずしたほうが作業がしやすいはずです。 左右のステップブラケットをはずしたことが無い場合硬いためハンドツールでは外せない場合があります。 そんなときはご相談ください。 |
ヨシムラバックステップ用(オールステン) \4000-/本 (ご要望が多く再生産しました限定50本!) |
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お客さまから頂いたインプレッション(良くも悪くもすべて載せてます) |
ヨシムラバックステップ用 貫通シャフト(切欠はお客さまからの相談と要望でした)
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BEETバックステップ使用の方へ | BEETのバックステップはフットレストの肉厚が薄く出来ているため、貫通シャフトでは長すぎます ヨシムラタイプの貫通シャフトをご使用ください。 |
比較しよう! | |||||||
- | A社 ピボット強化キット | T社 ピボット強化キット | 貫通シャフト | STD分割シャフト | Y社ピボット強化セット | オリジナル? | インターネット販売品 |
写真 | 特徴:シャフトの穴が 貫通していない |
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重さ | 565g | 482g | 625g(第9期生産品:494g) | 466g(ワッシャー込み) | 468g | 920g | 464g |
金額 | 18900円 | ? | 2800円(第9期生産品4000円) | - | 18000円生産中止 | ? | ? |
取付け | 貫通シャフトに比べ簡単
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- | A社のモデルとほとんど変わらない。 アルミカラーは長さ調整を行うことが出来る。 |
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同左 | |
特徴 | スイングアームブラケット(アルミフレーム)のすき間に容易にカラーが入るということは、必要以上に内側へ力が働く、高いトルクで締め付けた場合はスイングアームの固定端やスイングアームブラケットを内側へ常に押すかたちとなる。 STDで内側に曲げの力が働くことを考えていないスイングアームに曲げ応力をかけることとなる。 規定トルク管理値では厳しい。 スイングアームブラケットの間でカラーが遊ぶようでは激しく動くスイングアームのせん断応力を極部的にまともにくらうこととなる。 アルミカラーは長さ83.5mm・外径は34.2mm・穴径は11mmといったところだ。 |
STDと同じように片側ずつトルク管理ができる。 ロッドが全面ネジ山であることは強度的に問題があると8年間試したが曲がりもなく、現在も使えている(クロモリ)。 ベアリングは上の通りだ。 両側にナットがあるため、ステップブラケットの交換が左右問わず容易になる。
三期生産以降はステンレス化しました。(13号の実走テストで使用中) 13号転倒後、1度外して確認しましたが傷なし。 1年間ほどはめて問題ないため、そのまま取り付け13号でテスト継続中 |
(ボルトサイズ計測) ボルト長さ:115mm ボルト直径:16.9mm ねじ山部長さ:20mm 呼び径:13.85mm |
アルミ製カラーが長さ調整可能なため一台ずつの寸法誤差にも対応できる。 貫通シャフトと同じ効果があって、しかも軽い。これが一番良いだろう。
お客さま情報 アルミカラー 内径 16mm 最小幅が 62mm でした。 |
11号についていた物だが考え方はT社のタイプと同じ。私としては気に入らないが純正のシャフトを使った方法です。
鉄のカラーは長さ82.8mm・外径は35mm |
「(サトゥルノと)確かに同じ構造ですが、グースの場合はプレートに充分な肉厚を与えているため、ミューの高いテストコースの試乗でもピボット付近の強度不足は問題になりませんでした。 ピボット・アクスルは、プレート自体の強度がしっかりしていれば、貫通式でも左右分割式でも機能的には変わりません。」とメーカー側開発スタッフがバイカーズステーションの’92/4号で話していますが、私は貫通シャフトを作ってこれなら安価で効果が判りやすいと感じたため販売に至りました。
ヨシムラ製ピボット強化KIT取り付けに際して | |
貫通シャフト取り付けとあまり変わらないのだが、スパナは「27」が必要。それもBataのようにヘッドが薄いタイプモンキーもあまり大きなものでは狭く回転できないためバーコの270mmを今回使用した。 意外と取り付けに対し一般人が持ち合わせる工具を考慮していないことがわかった。 お店でもそれなりの工具のそろった店にお願いしたほうが良さそうだ。 しっかり締めなければ意味を成さないものだからちゃんとしたい。 |
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他社製品トラブルの報告(トラブル回避のため、名前は伏せておきます)
Q1:今のグースは町乗りですが、以前はレーサーでした。最後のレースで転倒したわけですが、以後どうも微妙に左に傾くのです。フォークはスペアに変えてみた、アクスル等のゆがみは無い。リアのピボット付近を確認すると、シャフト(Å社のピボット強化キット)が抜けないのです。なんとかプレート、スイングアームばらして、シャフトを抜き取り、ゆがみを確認するとゆがんでない。そして、組みなおすとなんら問題なく組めました。 ピボット付近にゆがみは無いようでした。とりあえず、スイングアームピボットのベアリングとカラーは注文したのですが、まだ部品が到着していません。 スイングアームのゆがみがあるやも知れませんが、結構高いので悩んでます。 A1:可動部で熱を持つ部分は同じ金属同士では焼き付き易いです。 ニードルベアリングのカラーも大概のピボット強化キットのシャフトもステン材です。 シャフトにグリスをを塗布していましたか? それが原因ではないかと思われます。 私が作った貫通シャフトでは構造的にシャフト全面にねじが切ってあり、焼き付きは今までなかったです。 焼き付いた場合もねじ屋に行けばそれ専用のスプレーははあり、人吹きで外すことができます。 私は今のところ使う機会が無いので買ってはいませんが必要であれば大きなねじ屋なら大抵置いてありますのでお尋ねください。 ホームセンターではさすがに無いかも? |
某メーカーのピボット強化キットの実情 | |
エンジン修理のためPITに来たお客さまの車両に付いていた隙間にスペーサを入れて両側から圧力をかけるタイプのピボット強化キットですが・・・ | |
バックステップの下側のシャフトを抜いてもアルミサブフレームとステップの間のカラーが落ちてこない(通常ならシャフトを外せば抜けるカラーがピボット強化キットによりスイングアームやフレームを圧縮しているから指で引っ張ったくらいではカラー抜けない。参考だが1インチや27mmのコンビネーションスパナ3本をぶら下げてみたがカラーが抜け落ちる様子はない。結構重いのだが・・・非常に悪い。 |