正常だと思っていたエンジンのOH 
350ccエンジンの改良のため、エンジンを一時的に250cc予備品に積替える方から前日夜に連絡があり、エンジン温度が下がらないと連絡を受け、トランポで救援。翌朝、テンプメーターの故障と判明し、予定通り250ccエンジンを積替え、350ccエンジンをOHした。

シリンダーヘッドカバーを外した時は、特に異常は見られず、液体ガスケットもスズキ純正のものでエンジンは開けた事が無いと考えていた。 パーツ取り車で購入したため書類もなく。走行距離もわからない状態。 販売側は悪い音はしていなかったと聞いたとのこと。 確かにOH前にエンジン音を聞き、デトネーションやノッキング、タペットの異常音はしなかった。(タペット調整は依然私が行っている) プラグを見る限り、オーナーのセッティングは全体的に濃いことは知っていたし、本人も認識していたが、半年で溜まるカーボンの量ではない。 以前から濃いセッティングで不完全燃焼を繰り返し溜まったカーボンが厚く付いている。 シリンダーには薄い縦傷が無数にあるため、ヘッド,ピストン,シリンダーは磨いてもらう事にした。 
ピストンを外して出てきたコンロッドが赤い。 いやな赤さだ。 ティッシュペーパーが詰まっていた事例と同じ色合い。 ピット無いの水銀灯ごしのため再度比較したい。 ハンマー部の溶接は通常するのだが、クランクシャフトの交換をしているかどうかここもここも他のものと比較したい。

やっぱり、明らかに色が違う。 溶接しなおしたと言うわけでもない。 エンジンは1度も開けていないようだ。 ただ、コンロットは焼きついた色になっている。 今回のOHで交換する。
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