錆・腐食のトラブル
車両は外見よりも中身が大事ということを改めて感じていただくため、各ページに載せた使えないパーツをまとめて載せてみたいと思います。 左はエンジン周りのボルトです。 タイヤ交換などでアクスルシャフトは外すことがあってもエンジン周りは殆どの人が見ていない部品でしょう。 外で保管のあなたのGoose大丈夫? エンジンの調子が悪くて降ろそうとしても錆付いて降ろすのに私でもてこずる事があるのです。  シャフト類はただパーツを固定するだけでなくベアリング類を通したりしますので錆は大敵です。 左の写真のものはごく一部です写真に写して判りやすい大きさのものをチョイス下だけ。 全部ばらせばほとんど交換したくなると考えてください。 だからkamoairでボルトショップを始めたのです。
真っ白になった部分は雨水などの進入でしょう。酸化し始めるところだと思ってください。白からだんだんまだらに茶色い物が見えますね。 錆です。 高トルクがかかっているため適正工具を正しい使い方で使用していないとボルトをなめたり、折ったりする可能性がでてきます。 腐食すると適正工具が正しく入らなかったりしますのでボルトを壊す可能性が出てきます。

ブレーキ
命に関わる物だけど良く見る光景なんです。 エンジンなど壊れている時に私のPITに持ち込まれると一緒に直させていただくことが多いです。 寿命削ってまで乗りたくないでしょ。

サスペンション
ブレーキがかからず、命に関わるという面ではこちらも同じです。 オイルが漏れブレーキディスクにかかっています。 250は正立だから多少は大丈夫などと考えている方。 オイルの量も左右均等でないと走っていて不安定になるでしょ。 危機感を感じていないとそれまで判らないかもしれませんが。 リアサスに関して言えば取り外すのに手間だと感じオイルが漏れていても放置していたりする方も過去にいました。 サスペンションが実質スプリングと内部の摩擦だけになりますので当然ダンピングがひどいかスプリングすら死んでいて車体が沈んでしまっているなんてこともあるんです。 350に関して言えばガス封入式なので見た目ではわからず。 乗るとオイルが抜けたものと同じ感じです。 中古車購入で良い状態をしらないとSTDのサスペンションは悪いなどと言われそうです。 STDのサス性能を超える乗り方が出来る人が言う分には確かにリアサスは頼りない。と感じるかもしれませんが普通に乗る分には250のオイルダンパーなんてプリロードや減衰は無いですが調整が判らない人にはとてもよいのですよ。

シリンダー・ピストンリング
エンジン内だって例外でなく錆びます。 「何年ぶりにエンジンをかけたんだけどかかるもんだね」という話を聞くとちょっと引きます。 シリンダー痛めてるんじゃないかな? って。 中古屋でGooseを仕入れる時、エンジンをかけましょうか?と聞かれて止める時があります。 話だけ聞けば車両全体の様子からエンジンを開けた方が良いか判断はつきます。 ガスケットだけで直るなら儲けもんですからね。 知っているのと知らないのでは大違いですよ。 長期停止の場合プラグで判定できないので放置のされ方を聞いて連絡ください。 適切な方法を教えます。

クラッチプレート
 長期停止によりクラッチのドライブとドリブンがくっついてしまっています。 オイルを抜いて湿気の多い倉庫などで保管すると起き易いですが、gooseのようにオイルサンプ方式の場合、停止時はほとんどオイルタンクへオイルが戻っているので路上の長期停止は厳しいといえますね。

まだチェーンとかPITにあると思います。

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