マフラーからの異音


アフターバーンとかアフターファイヤー というのはセッティングが薄かったりする問題だったりするのですが、マフラーを交換した多くのオーナーから質問されるスロットルを戻したとたんになる「パンパン」と言う音はセッティングが薄いのか?といったことだ。 これはバイクメンテのマフラー・チャンバー・サイレンサーでも書いたが4ストロークでも正圧波と負圧波は発生し、抜けが良い、または距離が短くなったマフラーは正圧波が抜け切り大気中から吸い込みを行う時の音(口で鼓を打つのに近い状態)である場合もある。 また、全開で回していた直後に強制的にスライドバルブを下げたり、バタフライバルブを閉じれば一時的に薄くなるのはやむ終えないと言った面もある。(高速に振る時、パイロット系を濃くする場合もあるのだ) しかし、ここでは、そんなことを話すのではなく。 本当のトラブルを書きたい。

暖気して、しばらくしたあとエンジンを(メインキーで)切るとサイレンサーあたりで炸裂音がする。
H18.3.6 お客さまの350のフレーム塗装後、車体を組上げエンジン始動を確認し、メインキーでOFFしたところ、エンジン音が停止し0.5s後くらいで「パン!」とサイレンサーから炸裂音がする。 前回来た時に排気漏れを他のお客様に指摘されていたなぁと思っていたが…何度やっても同じ。 エンジンを切った状態でマフラー周囲を見ると錆水? 煤が混ざった水?がサイレンサーとスイングアームに飛び散っていた。 付近を見渡すとサイレンサー下部に3.2mm程度の穴。 エンジンをかけると路面に向かって強く排気が漏れているのが判った。 エンジンをきった瞬間、その汚い水が飛び散った。 サイレンサーに溜まった水蒸気が中の錆びたパンチングメタルにつたい煤も付着し、傾いた角に溜まりそれが出たように思える。 
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