エンジンオイルがポタポタと


Q1 本日、先ほど1ヶ月ぶりにGooseに乗ったところ、市街地10分ほど走ったところで、エンジンオイルがポタポタと漏れはじめてしまいました。 とりあえず、エンジンを止め、漏れているところを確認したところ、エアクリーナー?から出ているブリザーパイプ(先端に社外品の小さなフィルターがついています)から漏れているようなのですが・・・
そして、オイル残量を確認しようと思い、オイル注入口のキャップを外したところ、 ドバーっとオイルが溢れてきました。私のGooseにはFCRΦ33とK&Nのフィルターがついているのですがエアクリーナーってついているのかな?  とりあえず、押して帰ってきました。 今から用事があって出かけてしまうので、今晩にでもタンクを外してみます。 その際に、どの当たりに注意して原因を調査すれば良いのか、教えて頂けると助かります。 バイク屋に持って行ってしまえば手間ないのですが、 Gooseとは長くつきあっていきたいと思っていますので、素人なのですが自分の手でなんとか面倒みたいと思います。 
A1それは250ccですか? 250ccはブリーザータンクがありません! エアクリーナーボックスがその代わりになったますのでエアクリーナーにオイルが貯まるのは当然なんです。 350でも貯まることがあります。  詳しくはエアクリーナーBOXのページに書いてあるはず・・・また連絡下さい。

Q2先週の土曜日にタンクを外して状態を確認してみました。オイルが漏れてきたパイプは、クランクケースのガスを逃がす?為についているブリーフボックス(写真中央部)からのブリザーパイプから漏れてマフラーにボタボタと垂れてきたようです。 次にオイル注入口のキャップを外すと、やはりオイルがあふれ出てきたので、一回キャップをしてオイルをドレンから抜いて量を測定しました。 2度キャップを外してオイルを溢れさせてしまったにも関わらず、オイルの量が1.7Lくらいは入っていて、オイルの粘土が無く、ガソリン臭いオイルが出てきました。 ネットで自分なりに調べた結果、以下のようなことが原因かと思ったのですが考えられますでしょうか?

@バイクを長期間止めるのにガソリンコックをOFFにしなかったため、キャブレターからガソリンが漏れてエンジン内部からクランク部へ流れ込んだ。 (キャブレターのオーバーフロー?)

AFCRには加速ポンプがついているので、始動時にアクセルを開け閉めした際に、加速ポンプからガソリンが噴出してエンジン内部からクランクへ回り込んだ。

B車庫にて保管する際にメンテナンススタンドを使用しているため、かなり前傾状態になっていて、ガソリンがキャブから漏れてエンジン内部からクランクへ回り込んだ。

@とBが考えられるとしたら、キャブレターからガソリンが漏れてしまうということはFCRに原因があるのでしょうか?FCRのメンテナンスorオーバーホール等が必要なのですかね?

とりあえず、今の状態は元の状態に戻してオイルを入れて暖気運転をして確認した状態です。今のところ漏れていないようなので、今週末でも天気がよければ少し長距離を走って様子を確認してみます。
A2Q1の内容も含めお答えします。
Q:市街地10分ほど走ったところで、エンジンオイルがポタポタと漏れはじめてしまいました。 とりあえず、エンジンを止め、漏れているところを確認したところ、エアクリーナー?から出ているブリザーパイプ(先端に社外品の小さなフィルターがついています)から漏れているようなのですが・・・

A:写真から接続状態が判りました。 エンジンブリーザーパイプ→ホース→ブリーザータンク→小さなフィルター(K&Nですね)という形で接続されていますね。 それにしてはK&Nフィルターがビタビタになるほど突出量があるようです。 原因の殆どがエンジンブリーザーパイプとブリーザータンクの間に本来入っているブリーザージェットが入っていないため、多く出てしまうのでしょう。 また、K&Nフィルターを付けたホースは付けるならブリーザータンクより高い位置におくべきです。エアクリーナーBOXを読んでいただければ判りますね。
250と350ではブリーザージェットの入れる場所が違うのって知ってました? サービスマニュアル をお持ちでしたらご確認ください。 (350はブリーザータンク側、250はエンジンのブリーザーパイプ 側に付いています。) まぁーどっちでもいいんだけど、 入っていないといけないものです。

Q:オイル注入口のキャップを外すと、やはりオイルがあふれ出てきたので、一回キャップをしてオイルをドレンから抜いて量を測定しました。
A:指定量(1700cc)入っている場合、サイドスタンドで立たせた状態ではオイルレベルゲージプラグを外すとオイルが出てきてしまいます。 オイルを計測する場合は車体を水平にする必要があります。 メンテナンススタンドを使うことをお勧めします。(お持ちですよね・・・? 使わずオイルを抜いた?)
Q:@バイクを長期間止めるのにガソリンコックをOFFにしなかったため、キャブレターからガソリンが漏れてエンジン内部からクランク部へ流れ込んだ。 (キャブレターのオーバーフロー?)
A:オイルがガソリン臭かったのは、プラグの色から言って、全体的にキャブセッティングが濃い。 つまりかぶり気味。 これがオイルが上がって燃えているとなると大変なんですが、艶がないようなのでカーボンのように見えます。 不完全燃焼は長期にわたるとデトネーションなどの原因となります。 プラグが真っ黒ってことはエンジン内も真っ黒。 早めに見直しましょう。 また、プラグの洗浄効果が出ていません。 碍子の中央部は汚れが自然に落ちるはず。 プラグを清掃し、点火状態も確認してください。 あまり回さない人なのかもしれませんがこのバイク早くはないでしょ。 碍子の温度が上がっていない。 燃料が濃いとみるかな。 キャブセッティングプラグ判定方法を参考にしてください。
Q:AFCRには加速ポンプがついているので、始動時にアクセルを開け閉めした際に、加速ポンプからガソリンが噴出してエンジン内部からクランクへ回り込んだ。
A:@もAもエンジンオイルが出ることとはまったく関係ないことですが、FCRのSTDタイプはチョークがないものですから始動時やむ終えず加速ポンプを利用することがあります。しかし、キャブセッティングを見直せば地域性や気温が低すぎるなどを除き不要です。
Q:B車庫にて保管する際にメンテナンススタンドを使用しているため、かなり前傾状態になっていて、ガソリンがキャブから漏れてエンジン内部からクランクへ回り込んだ。
A:それはないですが、メンテナンススタンドはバイクのサイズに合ったものを使うことをお勧めします。 250cc〜400cc用はそんなにリアが持ち上がる訳でないです。 大は小を兼ねる事はないです。 オイル量も厳密に言えば変わってきます。 スズキ純正に合わせたサイズを選ぶと良いでしょう。
キャブのオーバーフローというのは
・フロート故障・ニードルバルブの不良などで起こるフロートチャンバーのガソリン抜き
レース用キャブでは
・転倒、車体が正常な向きでないことでのガソリン供給カット(ミキシングボディーサイドから大きな穴で抜く)
ものと理解しています。 エンジン内にガソリンを送るのはシリンダーの負圧があり吸い上げる時です。 確かに加速ポンプは負圧に関係なく供給されます。 しかし、始動時の1,2回のスロットルの回しでガソリン臭いオイルができる訳ではないです。

Q: 的確で分かりやすい回答いただきまして ありがとうございました。 本日、先ほど20分くらい走行してきたのですが、 水平にした状態でオイルがオイルパン9分目くらい まで増量していました。。。。 おいそがしいところお手数おかけしますが、 ブリザージェットを1個を注文お願い致します。 代金のお支払い方法をご連絡ください。 自分のGooseはk&nの小さいフィルターが ブリザータンクより下側についてしまっているようなの で、上側へ移設したいのですが、どこかヨイ場所は ありますでしょうか?
A:例えば、高い位置の水槽から低い位置の水槽に水を移すときホース1本あればいいですよね。 基本的な原理はこれです。 K&Nのフィルターが付いたホースがブリーザータンクより低い位置に付くならそのホースを外し、K&Nフィルターをブリーザータンク本体に固定したほうが良い。 ちなみに13号(バイカーズステーションマシーン)は左図のようにホース自体外してある。 これはブリーザージェットがちゃんと入っていれば突出量が多くないのでブリーザータンクから溢れることはないのです。 大気汚染を極力防ぐためSTDエアクリーナーBOX同様にキャブから吸気させる方法をとっている人もいる(パワーフィルター後部にホースを差し込むなど)。

Q:前メールにも書きましたが、オイル交換時に適量だったオイルが走行するとオイルパンギリギリまで増えてしまうことってあるのでしょうか?
A:オイルが増えるということは物理的にないです。 ポンプで 持ち上げ各部を冷却、クランクでオイルパン内のオイルを叩き散 らしているので常にオイルが開口部(ブリーザーを含む)に 圧力がかかります。 しかしブリーザーの場合は、ピストン運動 しているクランクの内の圧力が大きいです。 よく考えてください。エンジンはガソリンを燃焼させるとき圧縮 させるでしょ。 ピストンが上死点から下死点に下がるとき負圧 が生まれガソリンが吸い込まれるでしょ。 ミッション側もピス トンの動きで圧力差が生じ、荒く呼吸するようにブリーザーパイプ で二酸化炭素を吐き(唾の代わりがオイルみたいに一緒に…)酸素を 吸い込むような感じだ。 確かに単気筒・ドライサンプ方式はマルチ に比べ圧力が高いがそれはポンプ構造と一個のピストンが大きいことが 原因であるがレシプロエンジンはどれも変わらない。
Q:オイル交換のやり方が悪いのでしょうかね。。。 上が理解できれば余り関係ないのがわかるのでは? どうでしょう?  とりあえず、ブリザージェットが手に入ったら 取り付けて様子を見てみようと思います。  それでは、入金できましたら一報ご連絡いたします。 宜しくお願い致します。
A:入金が確認できていませんがお困りですので明日送ります。(アルミ削り出し)
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