タペット音が大きくなった後も回すと・・・ 


お客さま少し前から、8000〜9000回転の間でカラカラ、ガタガタと異音がしはじめて、タペットの調整をしたりしても直らないので、ヘッドカバーをはずすと写真のように、カムとロッカーアームがかじっていました。

kamoあわてて直すと危険もあるよ。 繰り返すよりちゃんと直したほうが良いでしょう。 カムチェーンの20リンクの長さも測って使用限界になっていないことも確認する必要性もあるし、 シリンダーに傷があれば取り除かねばならない。 デトネーションなのかオイルポンプ系故障なのか、調整ミスなのかはっきりさせ、今回起きたことか2次的要因なのか一次的要因なのか確かめ、波及故障箇所が無いかも探しておく必要がある。
 
簡単にロッカーアームとカムを交換して組みなおすのはやめたほうがよく、どうせならシリンダーを磨いて、ピストンを磨いて、リング交換、コンロッドの色を確認し焼け具合確認、 ヘッドカムの軸受け部歪が無いか、カムチェーンは伸びていないか、ポート・バルブを清掃し、すり合わせ実施などこの機会に見ておくといいですよ。
新品で買えるのは今のうち、出すべきところは新品に交換も検討を!
 
せっかくお金を出していただいてもすぐに駄目になってしまったら私もお手伝いする意味が無いので、売り上げを度返しし提案します。 そんなことはわかっているし、やっているという場合、大きなお世話なのですがね。 失礼しました。
お客さまご忠告ありがとうございます。 最近少しタペット音が大きくなってきたとは思ってましたが、そこまで気にはならなかったのですが・・・・。
調子が悪くなってから、調整したので調整ミスではないです。
プラグの状態もすこし黒いぐらいで、ちょっと濃いかなとおもうくらいでした。クランクを手で回しても軽く回るし、安易に下は大丈夫かなと。 カム軸受けもきれいでしたし、ヘッド内まんべんにオイルも付いてたので、オイルがまったく行ってなかったのではないかなと。ただオイルの量がゲージに当たらないぐらい少なかったのに、11000ぐらい回したからかな。なんで、オイルが少ないかはわかりませんが。
ヨシムラのCDIとキャブはTMRに変えてるのですが、カム、バルブスプリング、ピストンもノーマルで11000も回しててよかったのでしょうか?峠でギヤを変えるにはちょっと直線が短い時だけは10000回転以上ひっぱってました。
たしかに、バルブその他も確認したいのですが、一番の理由はバルブリフタをもってないので、ばらしても見れないので・・。
不景気で給料が減って家計がきついので、正直今はあまりお金をかけれません。新品パーツの見積もりも取りましたが、Kamoさんのとこに在庫がないときにしようかなとおもってます。。
オークションでも探してたんですが、Kamoさんからの方が確実な物を入手できると思ってメールしました。
組みなおしても悪ければ、当然もう1度ばらすのは覚悟してました。

kamoあるはずですので探して見積もります。
お客さますいません、やっぱり気になってばらしました。 バルブは道具がないので、ばらせません。 シリンダーとピストンは良さようです。カーボンがたまってるのはわかりますが、よくわからないのでメールしました。クランクの片方のやけ色が気になります。 ピストンとヘッドのカーボンをとってきれいにして組めばいいのでしょうか? 写真でわかる範囲で今の状態を教えてください。 昨年7月に走行17200q中古を6000q乗りました。

kamo耐水ペーパーの#1500を購入し、ミッションオイルを塗布し、シリンダーの縦線が出ている面を横向きに均す感じに研磨します。 リングも中古を使うのなら縦線を失くすよう削る必要があります。 写真でも縦線は出ているのが見えます。 深くは無いようですので綺麗に直るはずです。 ピストン表面に出来たカーボンの山も除去しましょう、ピストンピンを外した場合、Cリングは再利用不可です必ず交換しましょう。 外さない場合でもピストンリングは外し清掃しましょう。 やれる範囲でやっておいたほうが良いです。
確実にポート内のカーボンもたまっています。 そこを妥協しても燃焼室だけでも綺麗にしたいです。 
コンロッドは良さそう。 カムの軸受けも線が出ていますが補正は軽くペーパーを当てる程度にしてください。形状が狂うと回転に影響します。 心配な場合しないほうがましです。
 先日預かったエンジンより状態は悪いと感じます。 デトネーションが起きて通常の点火タイミングより前に爆発し、カムやロッカーアームに強い圧力がかかったのかな。 不正点火によりピストンが大きく振れスカートとシリンダー同じ位置に傷が出ている(干渉した時音が出て高速で上下運動するから連続して「ガラガラ」といった音に聞こえる)
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