走行途中で突然大きな音がし、エンジンを冷やしても音が消えない

(症状)
走行中(5kmくらい走行後)に起きたのですが、コーナー立ち上がりでアクセルを開けた瞬間、エンジン音が大きくなりました。 音はデトネーションのような音でアクセルを開けると「ガランガラン」と大きな音をたて、アイドリングで「カチカチ」とエンジン全体から響く感じ。 ボアアップしてあるエンジンではあるものの油温計は60度程度で異常燃焼とは考えにくい。 エンジンはキーをoffにしてすぐに止まった。 エンジンが冷えてから再始動したが異音がする。 排気に白煙は混じっていない。 プラグは焼け気味。
<このことから言える事>
デトネーションではない。 緩んだパーツの脱落・バルブタイミングのズレ
<実施内容>
トルク管理しているため、脱落があれば見直す必要がある。 クラッチ及びマグネットカバー取外点検:正常(緩みなし) シリンダーヘッドを外し、カム・ロッカーアームを確認したところ、死点でのカム調整位置がズレているのを発見(カムシャフトギアの歯1コマ分)、カムチェーン・テンショナー確認(緩みなし・正常)
<結果>
カムチェーンはたるみが無いようにカムチェーンアジャスターで押さえている。 しかし、加減速を繰り返す時、カムチェーンは引っ張られ、緩み、また引っ張るという工程を繰り返す。 緩んで引っ張った時、チェーンが1コマ前にズレたと考えられる。 その時、カムチェーンアジャスターは瞬間的に戻ったというのだろうか? そんな疑問が浮かんだが、人間が手で操作したわけでもなくありえなくもないという結論に落ち着いた。 SBSでも聞いてみたい。

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