Gooseがハイサイドなど転倒(他物衝突でない場合)すると倒れた方の以下のものが傷つき破損する。このことを覚えて中古車を探すという方法もあります。
破損箇所 | 破損具合 | 転倒後の対策 | |
右 | バーエンド | ボルトが曲がり飛び出す | ボルト・カバーの交換 |
ウインカー | レンズが外れ、削れる | 交換 | |
ライトハウジング | メッキ部分が削れる | 交換 | |
ライトステー | 曲がるか折れる | 交換 | |
タコメーターカバー | 削れるか割れる | 交換 | |
ハンドル | 曲がる | 交換 | |
ブレーキレバー | 曲がるか折れる | 交換 | |
ストットルパイプ | グリップと一緒に削れる | 交換 | |
サイレンサー | 内側に押され削れる | 必要により交換 | |
エキパイヒートガード | メッキ部分が削れる | ||
クラッチカバー | クラッチハウジングの下側が削れ、カバーズレによりオイルが漏れる | ガスケットの交換・カバー亀裂の場合交換 | |
オイルフィルターカバー | 激しい転倒で削れる | 交換 | |
エキパイ | 削れてへこむ | 交換 | |
ステムベアリング | 変形し、ハンドルが重くなる | 交換 | |
シートカウル | 削れる、衝撃が激しいと割れる | 補修・必要により交換 | |
ガソリンタンク | ハンドルが当たるなどでへこむケースが多い | ||
フットレスト | 右は折れるケースが少ない。(他の物が先に干渉する) | 折れたら交換 | |
サイドミラー | 削れる・折れる・曲がる | 交換 |
左 | バーエンド | ボルトが曲がり飛び出す | ボルト・カバーの交換 |
ウインカー | レンズが外れ、削れる | 交換 | |
ライトハウジング | メッキ部分が削れる | 交換 | |
ライトステー | 曲がるか折れる | 交換 | |
スピードメーターカバー | 削れるか割れる | 交換 | |
ハンドル | 曲がる | 交換 | |
クラッチレバー | 曲がるか折れる | 交換 | |
ターンスイッチ | 削れる | 交換 | |
マグネットカバー | クラッチハウジングの下側が削れ、カバーズレによりオイルが漏れる | ガスケットの交換・カバー亀裂の場合交換 | |
ステムベアリング | 変形し、ハンドルが重くなる | 交換 | |
シートカウル | 削れる、衝撃が激しいと割れる | 補修・必要により交換 | |
ガソリンタンク | ハンドルが当たるなどでへこむケースが多い | ||
フットレスト | 右は折れるケースが少ない。(他の物が先に干渉する) | 折れたら交換 | |
サイドミラー | 削れる・折れる・曲がる | 交換 | |
サイドスタンド | 削れる・曲がる | 補修 |
350のスイングアームは左側に転倒するとエキセントリックカラーにもダメージを与えてしまう中古車探しでここが削れているとエキセントリックが回せない場合がある。ホイルを外し内側からたたき出して補修することで回るようにはなるができればこのような車体を見たとき購入は避けたい。
転倒前に対策を打つ スイングアーム下部に左右2箇所ナットが溶接されている。 スタンドフックを固定する物だがスタンドフックが付いているだけで250も350もチェーンアジャスター機構は結構な割合で守られる。(ハイサイドくらいならフックが削れるためスイングアームに直接ダメージが無い。 WR’Sの2本だしでないかぎり効果はある。 レーススタンドを使わない人もプロテクターとして使ってみてはいかがだろうか。 |
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お客さまから:今日発見してしまったのですがリヤのエキセントリックアジャスター部分下側に少し削れがありました。現状ではまだエキセントリックは回せそうですが、これ以上いくと問題なような気がします。 そこでどうせリヤのスタンド用フックをフック スライダーでも取り付けするといいような気もしてきました。 通常のフックでも良いと思いますけどね。 公道でスライダーってのもなんですので・・・ スイングアームって鉄なんですね。 錆びもそこそこありますのでアルミのスイングアームに興味でちゃいましたけど | |
最近、「ここもか」っと感じたのが転倒車の多くはスイングアームのこのベアリングが変形し、役目を果たさないか動きが悪くなる傾向があることだ。(カラーも傷が付くほど固着し、抜けなくなる) ここが横の動きにとても弱いのだ。 ピロクッションレバーは転倒を考え作った訳ではないが、コーナーや転倒時に横向きにかかる力を逃がす効果がある。 すでにベアリングの状態が悪くてもピロボールがベアリングの効果も兼ねるのだ。 このベアリングが全く機能しない状態のお客さまに応急でピロクッションレバーを取り付けたところ見違えるくらい動きがよくなったという。(その後スイングアームごと交換した) スポーツバイクであるため他の車体と比べても転倒する可能性が高い。 中古車であれば誰がどんな乗り方をしたか判らない。 お金に余裕があれば3期生産品を入れていただきたい。 |
スライダー
ジュラコンと言っても種類が特定できずなかなか自分で作ることは出来ない。 当然Goose用なんて販売されていない。 しかし、モタード用が意外と安く流用できることが判った。 新2号エンジンに積み替えた13号の場合、役に立つと思う。
転倒するとだいたいブーツとアクスルシャフトが削れる | |
スイングアームの削れを防ぐため、マフラーと反対側のレーシングスタンドフックに取り付けた | |
ガソリンタンク保護で、もう1セット作成中 (ひろしさんに試作分分けてもらいました。 旋盤で加工中 ワッシャ・ナットをジュラコン内で固定するのに穴ぐりバイトを買わねば・・・) ガソリンタンク下部のフレームにM6シャフトで埋め込む |
フレーム修正(危険!曲がったフレームを隠して売ろうとする店)
転倒前の対策
レバーが折れて帰れない・・・それって大事ですよね。 よくOFF RORD雑誌には載ってますが、
レバーの数箇所に穴を開けておくと穴の開けた部分が折れて根元から折れるのは避けられ易い
と言うのは本当です。 アスファルトでも同じです。レバーの先端の球の付け根に穴を開けるだけでも
違いがありますよ。
転倒した後スロットルが自動で戻らなくなりました。
>スロットルのワイヤのとこを分解したら、スロットルを回して引っ張るワイヤとその
>逆のがありました。この逆のは何をするのでしょうか?またどうすれば元に戻るので
>しょうか?何か交換部品とか必要でしょうか?とにかく以前よりスロットルが戻らな
>いだけでなく重たくなりました。
解説します。
まず、転倒時に戻りらなくなった理由から
@ハンドルが曲がっている場合がある。
Aスロットルが削れハンドルと干渉している。
Bバーエンドとグリップが干渉しているかハンドルとグリップが干渉している。
調べる方法:ハンドルからスロットルホルダーを
外し、再度組み立てる。(キャブ側もつないだ状態)
ホルダーケースを握ってスロットルをひねり、離す。
戻りますか? 戻った場合これらが原因です。
それでも戻らない場合
Cケーブルの潤滑不足)
Dワイヤーの伸び・切断
E組み立てなおした時の組み間違え
Fキャブ側の固定位置の調整不具合
>スロットルを回して引っ張るワイヤとその逆のがありました。
>この逆のは何をするのでしょうか?
引き側と”戻し側(押し側)”のことですね。
戻し側は文字通り、バルブ開度を戻すためです。 固定ベンチュリーは
4輪では普通ですが(その代わりツインベンチュリーで加速ポンプが付
いている)、2輪はデリケートなスロットルコントロールに対するレスポン
スが必要なため可動ベンチュリーとなっている。 レスポンスを考える上
でキャブ側のスプリングの力だけに頼らず、グリップの可動で急閉する
ことも可能となるわけだ。
負圧型(GooseSTD) | アマル型(CR・TMR・PWK他) | |
引き側 | バタフライバルブ開 | スライドバルブ開 |
戻し側 | バタフライバルブ閉 | スライドバルブ閉 |
吸入負圧の低い2ストロークでは負圧方式キャブは用いることは出来ない
よってスライドバルブ方式となる。 なかでもスリングショットやPWKなどは
スライドバルブとアクセルワイヤーが直接つながっているため、ケーブルは
1本しか付かないだけである。
お客さまトラブル経験談 |
(13号購入連絡でバイカーズステーションの話を普通にメールの遣り取りをした内容の一部です) 素晴らしい買い物ですね!!!!青島さんのグースですかぁ。凄い代物が現れましたね。正直見て見たいです。 配線の処理の仕方(以前、うちのグースは転んだ拍子にサイドカバーから火が出まして、ハーネスが溶けていた頃、雑誌に載っているそのグースを見て研究してました。)とか、エンジンのフィーリングとか、110と130の組み合わせのフィーリング(自分もやっていたのですが、今一だったんです)とか、なにしろ、見たい乗りたい走りたいって感じです。あとフレームですか、ライダースクラブは’89の頃からのを100冊くらい、師匠の引越しの時に譲ってもらったのですが、バイカーズステーションはここ1,2年の物しか持っていないもので・・。見たい・・・・。 普通に話していますが…。燃えますね。 Gooseって…燃えるのかぁ? ライダーズクラブもGoose特集あったの? ノーマークでした。 |
15号は事故の資料として頂いた車両でした。 事故直後の状態ではわからないことがOHで判った。
交通事故により曲がったフレーム Goose250はフレーム・エンジン付近を車にぶつけられると、ぶつけられた方向に折れ曲がるというのがこの写真を見るとわかる。 この車両OHして判ったことだがスイングアームブラケットも曲がり、クランクケースのホルダー部は数箇所割れている。 ダメージは大きい。 ひかれたいとは大した怪我していない。 交通事故により割れたクランクケース エンジンを下ろした時、ぼろぼろ何かが落ちた。ブラケット部が砕けている。 ぶつけられたマグネットカバーを交換すれば使える訳ではない。 さらに、エンジンをOHし、中への影響も確認したい。 フレーム修正 SBSのスタッフに聞いたのですがやはり三又の部分を溶接しなおすことが あるそうです。シートレールならパイプベンダーのような物で分からないくら いに直せます。 しかし、微妙な曲がりでも高速コーナーでウォブルが出た りします。 販売側でも乗ってみないと判らないこともありますので購入時 は左右対称であるか注意して見ましょう。 |
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リアサス付近からキューキューという音がする | |
突然、キューキューという音がするようになったというので、リアサスの入替とリンクのベアリングなど点検し、何処から音がしているか判定する事となったのだが、サーキット走行前にオーナーが公道で転倒しているのを思い出しステップを覗くとチェーンガイドのボルトが緩み、フットレストに当たっていた。 この状態の車体は過去に見覚えがあったからだ。 ただ、音だけ聞くと響いてしまい何処から音がしているのか判らない。 何となくリアサスやリンク回りから聞こえるような気がするのが特徴。
フットレストは転倒で弾性限度を越え曲がる。 これを釘抜きのような物で無理に起こすと折れる危険性がある。 そこで応急としてはフットレストの内側にワッシャーを挟む。 緩んだボルトを締めなければならないのでフットレストを外すこととなるため作業的には差がない。 横着に薄型レンチでチェーンガイドのボルトを増し締めし、強引にフットレストを起こすのは危険である。 まずチェーンガイドのボルトは交換したほうが良いし、スイングアーム側の雌ネジ痛んでいる。 様子を確認し規定トルク以上かけない、場合によってはネジを作り直す必要もある。M6ボルトも曲げ応力が上下にかかる訳だから曲がっている場合もあるし、ヘッドは削れている。 当然交換するべきだ。 無理に入れる出来でないことは判るだろう。 |